出版社内容情報
2006年8月10日、品切になりました。出版社に在庫は有りません。
内容説明
本書は、1960年代から始まる急速な産業化過程で、韓国の労働者がどのように階級としてのアイデンティティを確立してきたかを、ダイナミックに分析したものである。10年に及ぶ労働関係者とのインタビューと調査研究により、著者の労働階級形成の分析はより生き生きしたものとなっている。
目次
第1章 序論―韓国労働者階級の形成
第2章 産業化と労働者の出現
第3章 韓国企業における労働と権威
第4章 殉教者、女子労働者、そして教会
第5章 労働者と学生
第6章 労働者のアイデンティティと意識
第7章 労働者大闘争
第8章 岐路に立つ労働者階級
著者等紹介
ハーゲンクー[ハーゲンクー]
1941年韓国生まれ。1966年ソウル大学社会学部卒業。1969年University of British Columbiaで社会学修士号取得。1974年Northwestern Universityで社会学博士号を取得。1981年からUniversity of Hawaiiで教鞭をとり、現在同大学社会学部教授。International Sociological Associationにおける労働運動委員会のExecutive Memberを勤めるなど、国際学会の役員を歴任している
滝沢秀樹[タキザワヒデキ]
1943年富山県生まれ。1966年東京大学経済学部卒業。1971年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1970年甲南大学経済学部助手、1979年甲南大学経済学部教授。1996年より大阪商業大学経済学部教授。経済学博士(現在に至る)
高龍秀[コヨンス]
1960年大阪府生まれ。1984年大阪府立大学卒業。1991年大阪市立大学大学院後期博士課程単位取得退学。1991年甲南大学経済学部専任講師、2000年より甲南大学経済学部教授(現在に至る)、博士(経済学)。ハワイ大学客員研究員(2001‐02年)
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