出版社内容情報
【セールスポイント】
バイオでセキュリティを守る.わが国初の本格的「生体認証(バイオメトリクス)」の本
【発刊の目的と内容】
人間一人一人に固有な生体情報(指紋,顔,サイン,DNAなど)を使って本人確認(認証)を行う技術が「バイオメトリクス」と呼ばれ、コンピュータ犯罪防止の中核技術として、注目されてきた.パスポートや運転免許証のICカード化と連携して,また保健情報の保護管理などの目的でバイオメトリクス技術はまさに"旬"な技術.製品も出始め,まさに群雄割拠の世界である.本書では、各認証技術の仕組み、機能,導入・使用上の注意点等について、平易な解説を試みている.また実際の応用製品の例も多く紹介した.この種の書籍は、日本では初めて。
【購読対象者】
コンピュータ関連技術者,ネットワーク管理者,情報系試験受験者
電子情報系初級全技術者
電気電子・情報系大学学部学生,高専学生,専門学校生
情報セキュリティ担当者,企業内教育担当者
アプリケーションエンジニア,SE,プログラマ
【詳細目次】
第1章 IT情報セキュリティでの本人認証
1.1 情報セキュリティとは何か
1.2 バイオメトリクス認証システムの構成
1.3 バイオメトリクス技術の導入ガイド
第2章 バイオメトリクス技術の全体像
2.1 バイオメトリクス技術の概要
2.2 新しい技術動向
第3章 バイオメトリクス認証技術う最前線
3.1 指紋
3.2 掌形
3.3 手の甲の静脈パターン
3.4 顔貌
3.5 耳介
3.6 アイリス(虹彩)
3.7 網膜
3.8 音声
3.9 手書き署名
第4章 セキュリティシステムとバイオメトリクス
4.1 ICカード
4.2 公開鍵暗号(PKI)認証システム
4.3 セキュアオフィスシステム
4.4 バイオメトリクスの複合化(マルチモーダル)技術
第5章 バイオメトリクス技術の標準化
5.1 精度評価の標準化
5.2 アプリケーションプログラムインターフェース(API)の標準化
第6章 バイオメトリクス応用事例
6.1 指紋
(1) 住宅玄関用指紋錠
(2) 指紋認証ユニット/指紋ドアコントロールシステム/指紋出退勤システム/指紋認証モジュール
(3) 指紋認証システム導入支援ソフトウェア:iSecAssist(アイセックアシスト)
(4) 指紋照合入出管理装置:FP-258
(5) 光学リニア式指紋識別センサ:KSI
(6) 指紋照合式出入管理装置:フレンドタッチ
6.2 手の甲の静脈パターン
(1) 静脈パターン認証システム:BK-300S
6.3 顔貌
(1) 顔認識入退室管理システム:FaceID Access Control System
(2) Smartface
6.4 虹彩,網膜
(1) ゲート管理システム:アイリスパスーS
(2) EyeDオプティマウス(?)
(3) 網膜照合個人識別機:システム2001
6.5 音声
(1) 音声認証サーバ
6.6 手書き署名
(1) 手書き署名個人認証システム:Cyber-SIGN
6.7 その他
(1) PKIターミナル
バイオメトリクス分野で用いられる用語
執筆者一覧
目次
第1章 情報セキュリティにおける本人認証
第2章 バイオメトリクス技術のいろいろ
第3章 バイオメトリクス認証技術の最前線
第4章 セキュリティシステムにおけるバイオメトリクス
第5章 バイオメトリクス技術の標準化
第6章 バイオメトリクス応用事例