内容説明
現場の計測は、いかに雑音の影響を抑えるかが中心となります。そのためには、エヌエフが得意としているアナログ信号処理の技術が不可欠です。本書は、４０年にわたって培ってきたこのアナログ技術を結集した内容になっております。研究開発や製品作りの現場で、最も重要なのが「ものをいかに測るか」であり、その計測のノウハウを知ることは極めて重要です。本企画では、計測現場で遭遇する種種な問題点を取り上げ、その解決策を具体的に提示しました。
目次
第１章 計測のためのアナログ信号処理入門
第２章 基本から応用へ「負帰還技術入門」
第３章 計測のための「フィルタ」の選び方・使い方
第４章 ロックインアップを用いた微小信号の測定
第５章 ＬＣＲメータの機能とパラメータ測定のノウハウ
第６章 周波数特性分析器（ＦＲＡ）による各種周波数特性測定
第７章 交流安定化電源の活用ノウハウ―なぜ商用ラインではいけないのか？
第８章 電力増幅器・バイポーラ電源の選び方・使い方
第９章 燃料電池の新しい評価法
著者等紹介
北野進［キタノススム］
大正１３年生まれ。昭和２２年東京工業大学工学部電気工学科卒業。昭和２３年日本ビクター株式会社入社。昭和２５年東京工業大学文部教官助手任官。昭和３２年同大学精密工学研究所助教授任官。昭和３２年昭和電子株式会社（現：日立電子株式会社）入社。昭和３４年株式会社エヌエフ回路設計ブロック創立。平成１２年同社代表取締役会長、現在に至る。その他、（社）日本オーディオ協会理事、（社）日本電気計測器工業会理事なども勤める。長年の負帰還回路・計測器の研究開発が評価され、「科学技術庁長官賞（昭和５７年）」「黄綬褒賞（昭和５９年）」「勲５等瑞宝章（平成７年）」等々をはじめ、数多くの表彰を受けている
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