内容説明
サルを知ることは、人を知ることだ。なぜならサルたちは、私たち人類の直近の隣人だからだ。生物進化のなかでサルが人の親類だということは、一八五九年にチャールズ・ダーウィンが『種の起源』を公にして明らかにした。繰り返し検討し直されてきたことだが、混沌とした現代だからこそ、人類の未来を誤らないために再度見直してみよう。進化のなかで何がサルと人の道を分けたのか、人は本当にサルより優れていたのか、最新の研究成果を含めて見直すことにより、私たちは人類の未来を切り開くためのヒントを得たい。
目次
第1章 人とサルの進化
第2章 人とサルの身体の構造
第3章 人とサルの食と住
第4章 人とサルの病気と老化
第5章 人とサルの体力と運動能力
第6章 人とサルの親子関係
第7章 人とサルの社会生活
第8章 人とサルの感情表現
第9章 新しい行動と文化
第10章 心と知能
第11章 人とサルのこれまでとこれから
著者等紹介
杉山幸丸[スギヤマユキマル]
1963年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。1963‐1970年、京都大学理学部助手。1970‐1999年、京都大学霊長類研究所助教授、教授(96‐99、所長)。2000‐2006年、東海学園大学人文学部教授(00‐04、学部長)。現在、京都大学名誉教授、東海学園大学名誉教授。専門分野は人類学、生態学、行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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