内容説明
世の中の多くの人に富と豊かさと幸福をもたらした工学知。それを生み出したイノベーターたちの想いは何であったのか。
目次
1 坂村健(東京大学大学院情報学環教授)―コンピュータ・アーキテクトから情報化社会のアーキテクトへ
赤崎勇(名城大学理工学部教授、名古屋大学特別教授)―窒化ガリウム青色発光デバイスの開発 前人未到に挑む
天野浩(名城大学理工学部教授)―窒化ガリウム青色発光デバイス開発への情熱、苦闘そして克服
大見忠弘(東北大学未来情報産業研究館館長、教授)―ウルトラクリーンテクノロジーの創設
城戸淳二(山形大学大学院教授兼有機エレクトロクス研究所所長)―有機ELの光で世界を照らす
伊賀健一(日本学術振興会理事、東京工業大学名誉教授)―横のものを縦に 常識をくつがえした面発光レーザーの着想と実現への道
泉勝俊(大阪府立大学産学官連携機構教授)―“Anything new?”という問いかけに応えて、夢を実現したSIMOX基板の開発
江刺正喜(東北大学未来科学技術共同研究センター教授)―MEMSに魅せられた、夢多き信念の人
藤嶋昭(神奈川科学技術アカデミー理事長)―酸化チタンの光触媒技術で世界をクリーンに
金出武雄(米国カーネギーメロン大学教授、産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター・センター長)―自由な視点移動で映像を楽しむ仮想化現実技術の実用化
著者等紹介
垂井康夫[タルイヤスオ]
1929年東京・小石川生まれ。1951年早稲田大学第一理工学部電気工学科を卒業後、同年、工業技術院電気試験所入所。以降、IC(集積回路)の開発に従事。1965年工学博士。DSA MOSトランジスター、ショットキーTTL素子、電子ビーム露光装置、LSIテスターなどを開発、半導体産業の発展に大きく寄与した。1976年超LSI技術研究組合共同研究所所長に就任、各メーカーから出向してきた研究員を統率し、多大なるリーダーシップを発揮した。その後、東京農工大学、早稲田大学において、学生、研究者の指導に当たる。2000年より現在は、(財)武田計測先端知財団常任理事。1995年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Kiyoshi Utsugi
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