• ポイントキャンペーン

ブルックスの知能ロボット論―なぜMITのロボットは前進し続けるのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784274500336
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3053

出版社内容情報

待望のロボット論、展望を語る。

目次

1 機械達との饗宴
2 人工生物の実現を目指して
3 惑星間の大使達
4 もうすでに二〇〇一年
5 人間と住む機械
6 私達はいまどこに?
7 人間はユニークな存在か?
8 私達は特別な存在ではない
9 彼らと私達
10 私達と機械達
付録 ゲンギスロボットの動作原理

著者等紹介

ブルックス,ロドニー[ブルックス,ロドニー][Brooks,Rodney Allen]
1954年オーストラリア生れ。77年フリンダース大学(修士)、81年スタンフォード大学(博士)、同年MIT人工知能研究所研究員、84年同助教授。86年サブサンプション・アーキテクチャを提唱、90年iRobot社の前身Creature社創立。91年「コンピュータと思考賞」。93年同研究所副所長・正教授、97年同所長、2003年MITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)所長。現在iRobot社創立会長・主任技術役員を兼職

五味隆志[ゴミタカシ]
1967年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。71年カナダ・アルバータ州立大学大学院助手。73年ベル・ノーザン研究所研究員。83年アプライド・AI・システムズ社創立、社長。95年(株)AAIジャパン創立、代表取締役。97年福井大学客員教授、2000年琉球大学客員教授、2002年カナダ・グエルフ大学客員教授。工博(北大)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

15
原著2002年の本。ブルックスさんは、ロボット製作の立場から当時のAI研究に、冷や水を浴びせた研究者(ルンバの生みの親)。それまでのAI研究は「知能は高度な教育を受けた男性の科学者が興味を持ったもの」と断言しているところがまずカッコイイわ。そして、「知能は、知覚と行動のインタラクションから発生する」というのが信念だと言い、ブルックスさんが最初につくったのが昆虫ロボットというのもおもしろい。ブルックスさんのアプローチがなければ、今日のAI技術の拡大はなかっただろうと思われる。ロボットの歴史も知れる良い本。2024/03/31

Daring

3
人間も機械であると論じる筆者のロボット観は単なる唯物史観から来ているのではない。従来のロボット研究の歴史をひっくり返したブルックスは、言わば知的ロボットの父である。彼のロボットには推論やフィードバックといった一連の思考の流れはない。それでもあたかもそうしているかのように振る舞うことができるのである。プログラムによってコントロールするのではなく、機械の自律的な動きが最終的に目標を達成するのである。思考の中心はどこにあるのか?彼のロボット哲学はわれわれに新しい世界観を与えてくれる。2015/03/07

takao

2
ふむ2024/01/06

saku_taka

1
これはかなり面白かった。機械、ヒト、動物、などの知能や生命現象を読み解くうえで、根源的な問いを重ねている。知能というのは、状況を事前にプロットして、環境情報から三次元を構築したうえで適切な行動を計算して、行動する、という営みでは「ない」。即興的に、目の前の環境の状態に反応することの積み重ねで、創発的な知能が生まれるのだと思う。実際のロボット制作での苦労や成果についても説明されていて、とても興味深かった。2013/12/23

さとうゆうすけ

1
ロボット研究のえらい人ブルックスさんの本。ロボット研究に対する概念をひっくり返された。2008/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/38812
  • ご注意事項