出版社内容情報
情報理論の基盤をなす離散数学がしっかり学べる教科書、待望の改訂!
離散数学は、ディジタル時計の数値のように「とびとび」の値をもつ量や現象を扱う数学であり、情報理論の基盤をなします。例えば、次の問いに正確に答えるには、いずれも離散数学の知識を要します。
・コンピュータを使って計算するとはどういうことか
・コンピュータの設計を見通し良く行うにはどうすべきか
・コンピュータを効率良く使うにはどうすべきか
・コンピュータネットワークにはどのような性質があるか
本書は、情報系の学部・学科の学生が確実に押さえておくべき離散数学の基礎を効率良くしっかり学べる教科書として発行された『IT Text 離散数学』の改訂版です。改訂にあたり、グラフ理論やネットワークの内容を充実させたほか、オートマトンの分野を中心として問題演習量の増加、古い記述の見直し、情報科学の理解を深めるコラムの追加など、本書の特長「丁寧でわかりやすい解説」「豊富な図表と問題演習」がさらに実感いただける内容としました。
情報科学を学ぶ学生や若手社会人におすすめの教科書です。
目次
第1章 集合・写像・関係
第2章 論理と証明
第3章 数え上げ
第4章 グラフと木
第5章 オートマトン
第6章 アルゴリズムと計算量
第7章 数論
著者等紹介
松原良太[マツバラリョウタ]
2006年東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。現在、芝浦工業大学工学部情報工学科教授
大嶌彰昇[オオシマアキト]
2008年東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。現在、大東文化大学経済学部現代経済学科非常勤講師等
藤田慎也[フジタシンヤ]
2004年東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。現在、横浜市立大学データサイエンス学部准教授
小関健太[オゼキケンタ]
2009年慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻後期博士課程修了、博士(理学)。現在、横浜国立大学大学院環境情報研究院社会環境と情報部門准教授
中上川友樹[ナカミガワトモキ]
1999年慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻数理科学専修後期博士課程修了、博士(理学)。現在、湘南工科大学情報学部情報学科教授
佐久間雅[サクマタダシ]
1997年東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、山形大学理学部教授。現在、山形大学理学部教授
津垣正男[ツガキマサオ]
2004年東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。現在、東京理科大学理学部第一部応用化学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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