出版社内容情報
12Vの低電圧で真空管アンプの情感ある音を生み出す。
本書では、ポータブルもしくはデスクトップ用の小型の真空管アンプとして、電源を9V電池もしくは9~12VのACアダプターを用い、ヘッドフォンもしくは小型スピーカーに出力するような真空管アンプの設計と製作ができるようになることを目標とし、動作原理の説明と設計方法、製作例を述べます。
低電圧による設計であるため、製作の際の感電の危険がなくなり、電源電圧をそのままヒーター電圧に使用できます。また、ブレッドボード上で実験を行うという大きなメリットを元に製作できます。
内容説明
12Vの低電圧で真空管アンプの情感ある音を生み出す。設計・シミュレーションに基づき、ブレッドボード上で製作!真空管6J1や6N3などの低電圧における特性を掲載!
目次
第1章 ブレッドボードで製作する低電圧ハイブリッドアンプ
第2章 真空管と真空管アンプの原理
第3章 真空管を用いた増幅回路
第4章 LTspiceの設定と使い方
第5章 低電圧における真空管のモデル作成
第6章 低電圧ハイブリッド真空管増幅回路のシミュレーション
第7章 半導体素子を用いたバッファ回路のシミュレーション
第8章 低電圧ハイブリッド真空管アンプのシミュレーション
付録 真空管の低電圧特性実測データと作成したSPICEモデルによるEp‐Ip特性
著者等紹介
有村光晴[アリムラミツハル]
1994年東京大学工学部計数工学科卒業。現在、湘南工科大学講師。電子情報通信学会、日本音響学会、IEEE会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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