出版社内容情報
マンガでとってもわかりやすく、イチから薬物動態学を解説。すべての医療従事者、必読の1冊!
マンガでわかりやすく、イチから薬物動態学を解説した書籍です。
薬物動態学は、薬が体内でどのような動きをして、変化していくかを把握するための学問で、薬剤師はもちろん、医師、看護師、リスクアンドベネフィットの高い医薬品の処方や、患者さんの服薬管理に携わる人々にとって欠かせない重要な知識です。しかし、数式が多用されることなどもあり、他の医学/薬学領域と比べても、理解しづらい一面があります。
本書は、数式を可能な限り減らして、かわりに概念的な理解を助けるようなたとえ話を織り交ぜることで、入門書として平易に解説することに努めました。今後、ますます高度・複雑化する薬剤治療に携わる、これからの医療従事者にとって必読の1冊です。
目次
第1章 薬物の体内分布―薬はどこに行った?
第2章 薬物の消失―薬はどこで除去される?
第3章 薬物動態学的モデル―薬物動態を数理的にとらえる
第4章 薬物の消化管吸収と全身移行―内服薬と注射薬の違いを知ろう
第5章 薬物の相互作用―飲み合わせが悪いのはなぜ?
第6章 個別化医療―患者さんに合わせた投薬をするために
第7章 薬物治療の適正化と薬物動態学―薬物動態学を使いこなす
著者等紹介
大谷壽一[オオタニヒサカズ]
1967年東京都生まれ。1990年東京大学薬学部卒。1994年東京大学大学院薬学系研究科博士課程中退。同年東京大学医学部附属病院薬剤部助手。その後、九州大学薬学部助教授、東京大学薬学部特任准教授などを経て、2009年より慶應義塾大学薬学部教授(現職)。薬剤師、博士(薬学)、予備自衛官(薬剤官)。厚生労働省薬剤師試験委員、同薬事・食品衛生審議会臨時委員(医薬品第一部会)、医薬品医療機器総合機構専門委員、(社)日本薬学会医療薬科学部会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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