出版社内容情報
データからどのような大きな値(極大値)(または極端に小さい値(極小値))がどれくらいの確率でいつ頃出現するか?!
極値統計学とはデータからどのような大きな値(極大値)(または極端に小さい値(極小値))がどれくらいの確率でいつ頃出現するか知るための学問です。
本書は統計学の基礎、Rの基礎から始め、極値統計学の理論とシミュレーションを実践することが出来ます。特に数理統計学で分析できない内容、コンピュータを使ったデータ分析が必要なため、データサイエンティストやSEなどにも役立つものです。
内容説明
極値統計学とは、最大と最小に注目する学問で、堤防の高さを計算できます。水文学や土木工学、気象学・建築工学・品質工学、ファイナンス理論・金融工学におけるリスク管理など、広く応用が効きます。
目次
第1章 概要
第2章 統計学の一般論
第3章 Rの基本
第4章 極値統計学の基本
第5章 極値統計の推定法
第6章 ブロック最大データと上位r個データ―GEVモデルとrGEVモデル
第7章 閾値超過データ―一般パレートモデルと点過程モデル
第8章 時系列データ
第9章 極値理論の数理
第10章 補遺
著者等紹介
西郷達彦[サイゴウタツヒコ]
1997年慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業。2005年慶應義塾大学理工学研究科単位取得退学。同年博士(理学)。2006年国立台湾大学博士後研究員。2009年山梨大学工学部助手。2010年山梨大学大学院医学工学総合研究部講師。2012年山梨大学大学院医学工学総合研究部准教授。現在、山梨大学大学院総合研究部准教授。専攻、確率論・確率過程
有本彰雄[アリモトアキオ]
1972年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程単位取得満期退学。1972年武蔵工業大学工学部経営工学科助手。1973年工学博士(慶應義塾大学)。1998年武蔵工業大学工学部電子情報工学科助教授。2007年武蔵工業大学知識工学部数学部門教授。現在、東京都市大学名誉教授。専攻、フーリエ解析と確率論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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