出版社内容情報
構造の「プロセス」にこそ、建築の面白さが詰まっている!
構造は、建築を成立されるためのとても需要な要素です。いくら創造的なデザインであっても、重力に抗えなければ建築は建ちません。そんな創造と現実のあいだに立つのが「構造プロセス」です。本書では、ふだん建築家との協働が多い構造家・大野博史がこれまで手掛けた建築を通して、設計の過程に建築家とどんなやり取りがあり、構造の可能性をどのように探求していったかに焦点を当て、実現案へと定着させていくまでを詳細に解き明かした本です。
スケッチや写真はもちろん、構造図も多数掲載されており、構造設計者をめざす若者はもちろん、意匠設計者が読んでも目からウロコの構造デザインの世界にお連れします。
内容説明
架構詳細図やディテール多数収録。意匠(建築家)と構造(構造家)のせめぎ合いにこそ、建築の面白さが詰まっている!計画から最終案に至るまでの「プロセス」に迫った本。
目次
01 部材配置
02 開口
03 斜材
04 形
05 異素材
06 非建築
著者等紹介
大野博史[オオノヒロフミ]
オーノJAPAN代表。構造設計一級建築士。1974年大分県宇佐市生まれ。1997年日本大学理工学部建築学科卒業(若色研究室)。1998年一般社団法人日本国際学生技術研修協会による海外研修(ユーゴラスラビアENERGOPROJEKT)。2000年日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2000年‐2004年池田昌弘建築研究所。2005年オーノJAPAN設立。主な受賞、2011年第6回日本構造デザイン賞(Ring Around a Tree)。2013年日本建築学会作品選奨(Ring Around a Tree)。2016年日本建築学会作品選奨(チャイルド・ケモ・ハウス)。2017年国土交通大臣賞耐震改修優秀建築賞(春日大社国宝館)。2018年日本建築学会作品選奨(空の森クリニック)、BCS賞(空の森クリニック)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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