出版社内容情報
日本の新しい電力流通・取引!
FITは、太陽光発電等の再生可能エネルギーの普及を目指し2009年に開始された固定価格で一定期間、電力を買い取る制度です。そして、2019年(10kW以上は2029年)以降、買い取り期間が終わる太陽光発電設備が続々と生まれています。本書は、太陽光発電等再生可能エネルギー設置者と需要家(住宅・企業等)とのP2P電力取引について、技術やブロックチェーン・機械学習の活用を解説します。
内容説明
2009年に開始された太陽光発電電力の固定価格買取制度は、温室効果ガス削減、エネルギー自給率の向上に一定の成果をもたらした。そして現在、FIT切れの設備の活用方法に注目が集まっている。本書は、再生可能エネルギー設備の新しい活用方法および、さらなる普及の鍵の一つであるP2P技術による電力ネットワークについて、次世代エネルギーインターネット網IoE(Internet of Energy)を視野に解説した。
目次
1 日本の電力事情
2 あたらしいエネルギーの動き
3 P2P電力取引システム
4 P2P電力取引の技術
5 P2P電力取引の事例
6 日本の電力流通の未来像
著者等紹介
田中謙司[タナカケンジ]
1998年東京大学工学部船舶海洋工学科卒業。2000年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修士課程修了。2000‐2003年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク。2003‐2006年日本産業パートナーズ投資担当。2006‐2007年東京大学大学院工学系研究科助手(2007‐11年同助教)。2009年東京大学大学院工学系研究科博士(工学)。2011年国土交通省政策参与(兼任:~2012年)。2011年オーストリアグラーツ工科大学客員研究員(兼任)。2012‐2016年東京大学総括プロジェクト機構特任准教授。2017‐2019年東京大学大学院工学系研究科特任准教授。2019年同特任准教授
武田泰弘[タケダヤスヒロ]
2010年中央大学大学院電気電子情報通信工学研究科博士課程前期修了。ソニー株式会社入社。2012年ソニーコンピュータサイエンス研究所プロジェクトエンジニア。2016年株式会社オプトインキュベートテクノロジーディレクター。2017年東京電力ホールディングス株式会社新成長タスクフォース。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻博士課程後期入学。2018年TRENDE株式会社P2Pテクノロジーディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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