出版社内容情報
『C による数値計算とシミュレーション』のPython版登場!!
本書は、シミュレーションプログラミングの基礎と、それを支える数値計算の技術について解説します。数値計算の技術から、先端的なマルチエージェントシミュレーションの基礎までをPythonのプログラムを示しながら具体的に解説します。
アルゴリズムの原理を丁寧に説明するとともに、Pythonの便利な機能を応用する方法も随所で示すものです。
なお、本書内で解説しているプログラムは、オーム社のホームページでも公開します。
目次
第1章 Pythonにおける数値計算
第2章 常微分方程式に基づく物理シミュレーション
第3章 偏微分方程式に基づく物理シミュレーション
第4章 セルオートマトンを使ったシミュレーション
第5章 乱数を使った確率的シミュレーション
第6章 エージェントベースのシミュレーション
付録
著者等紹介
小高知宏[オダカトモヒロ]
1983年早稲田大学理工学部卒業。1990年早稲田大学大学院理工学研究科後期課程修了、工学博士。九州大学医学部附属病院助手。1993年福井大学工学部情報工学科助教授。1999年福井大学工学部知能システム工学科助教授。2004年福井大学大学院工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PenguinTrainer
6
pythonと主にmath ライブラリを用いてニュートン法などを用いながら数値計算を行う方法が書かれいる本。 元はCの本をpythonに書き換えたということで、ライブラリを極力用いない実装方法も紹介されており、ライブラリに依存しない基本的な数値計算方法を学べると感じた。2022/04/26
yyhhyy
2
Pythonで具体的イメージをわかしながら数値計算入門しましょうというコンセプトの本2023/02/26
R
2
高校のプログラミングの授業で利用。ただ単にプログラムの書き方を学ぶだけではなくて、高校の理系科目を復習できる構成にしたかったので、かなり参考になった。2021/03/14
dtake
0
楽しく勉強できると思う。薄いし。エージェントベースの感染シミュレーションも面白かった。偏微分方程式のところがちょっと物足りなく感じたが満足です。2021/10/28
james
0
自由落下や荷電粒子の移動などの物理現象や、ナップザック問題やライフゲームなど数値計算してグラフに描画して結果を確認していく。荷電粒子の個数や強さなど条件を変えたときにどういう挙動をするかというのは可視化することで理解できるしきれいに描画されたときは嬉しい。数値計算の基本レベルではあるが、一通り実装して動かしてみてこの分野の面白さが分かったと思う。2021/02/02