出版社内容情報
平面上にはたらく力と運動の力学について、その基礎的な重要事項を十分に理解できるようわかりやすく解説。力学の基礎が学べる! 演習問題(100問)の解説を充実させた改訂版
工業力学は、力、力とモーメント、摩擦、仕事など、「力学の基礎」となる学問です。
本書は、平面上にはたらく力と運動の力学について、その基礎的な重要事項を十分に理解できるよう、ベクトルや微分方程式等の数学的手法をあまり使わず、わかりやすく解説しています。
また、興味をもって力学を学習できるよう、日常で経験する実例を多く取り上げているので、よりいっそうの理解が深まります。
これまで多数の要望が寄せられていた「演習問題の解法」について、さらにくわしく解説し、33年ぶりの改訂版として読みやすい紙面にリニューアルしました。
機械系学生の教科書として、また工業系技術者の参考書として好適です。
1章 一点に働く力
1・1 力と力学
1・2 力のあらわし方
1・3 力学の単位(国際単位)
1・4 力の合成と分解
1・5 力のつりあい
演習問題
2章 剛体に働く力
2・1 二つの力の合成
2・2 力のモーメント
2・3 偶 力
2・4 剛体に働く力の合成とつりあい
2・5 支点と反力
2・6 トラス
演習問題
3章 重心と分布力
3・1 重 心
3・2 重心位置の測定法
3・3 物体のつりあい
3・4 分布力
演習問題
4章 速度と加速度
4・1 直線運動
4・2 曲線運動
4・3 放物運動
4・4 円運動
4・5 相対運動
演習問題
5章 力と運動法則
5・1 ニュートンの運動法則
5・2 ダランベールの原理
5・3 求心力と遠心力
5・4 天体の運動
演習問題
6章 剛体の運動
6・1 剛体の平面運動
6・2 固定軸のまわりの回転運動
6・3 慣性モーメント
6・4 剛体の平面運動の方程式
演習問題
7章 摩 擦
7・1 すべり摩擦
7・2 ころがり摩擦
7・3 斜面の摩擦と応用
7・4 軸受の摩擦
7・5 ベルトの摩擦
演習問題
8章 仕事とエネルギー
8・1 仕 事
8・2 エネルギー
8・3 動 力
8・4 てこ、輪軸、滑車
8・5 機械の効率
演習問題
9章 運動量と力積、衝突
9・1 運動量と力積
9・2 角運動量と角力積
9・3 運動量保存の法則
9・4 衝 突
演習問題
10章 振 動
10・1 単振動
10・2 振子の振動
10・3 減衰運動
10・4 強制振動
演習問題
11章 立体的な力のつりあい
11・1 力の合成と分解
11・2 力のつりあい
11・3 回転体(ロータ)のつりあい
演習問題
演習問題の解法と解答
入江敏博[イリエ トシヒロ]
内容説明
科学と技術の基礎=「力学」の重要事項をわかりやすく解説。力学の基礎を、初歩的な数学の知識だけで理解できるよう配慮。日常経験する実際的な例題を多数掲載し、より理解が深まるよう工夫。演習問題「100問」の詳細な解法を増補した、ロングセラー改訂第2版。大学・高専・工業高校などの教科書、初級技術者向けテキストとして絶好。
目次
一点に働く力
剛体に働く力
重心と分布力
速度と加速度
力と運動法則
剛体の運動
摩擦
仕事とエネルギー
運動量と力積、衝突
振動
立体的な力のつりあい
著者等紹介
入江敏博[イリエトシヒロ]
1922年岐阜県に生まれる。1944年京都帝国大学工学部航空工学科卒業。1944年川崎航空機工業株式会社勤務。1953年岐阜大学農学部助教授。1964年北海道大学工学部教授。1986年関西大学工学部教授。1993年同退職。北海道大学名誉教授、工学博士。専攻は機械力学、機械振動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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