目次
1 信号の表現と分類
2 ディジタル信号
3 線形時不変システム
4 z変換とシステムの伝達関数
5 システムの周波数特性
6 再帰型システム
7 離散時間信号のフーリエ解析
8 サンプリング定理とDFT
9 FFTとその応用
10 ディジタルフィルタ
著者等紹介
貴家仁志[キヤヒトシ]
工学博士。1982年長岡技術科学大学大学院修士課程修了。2000年東京都立大学工学部教授。現在、首都大学東京システムデザイン学部情報通信システムコース教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
跼
1
大学の授業の指定教科書として用いられた。本書の文体が論文を写したようなものであるのは、著者が長岡技術科学大学出身のためだろう。ディジタル信号処理の入門書として書かれているらしいが、著者が手応えを感じることができると言う中級者にとってこそ丁度良い難易度となるのではないだろうか。文章は分かっている人向けであり、対象となる学生は「高専・学部高学年」とある。これを入門書として活用することが良い選択肢であるとは思われない。ただ利点を挙げるとすれば、例題と章末問題が易しく、また解答が付属していることかもしれない。2024/01/26