内容説明
前半6章は、化学熱力学のベースとなる熱力学について、後半6章は熱力学の概念の化学への応用を解説。説明のための文章や図表の他に、「見える!Box」と「使える!Box」を適宜配置し、末尾には、演習問題を付けた。
目次
最大の目標は自由エネルギーの概念を理解し計算できるようになること
内部エネルギーと熱力学第一法則
一定圧下における熱エネルギーのやり取り―エンタルピーの導入
熱から仕事への変換―カルノーサイクルの登場
エントロピーと熱力学第二法則
自由エネルギーの導入と自発変化の方向性
状態関数と熱力学の基本式
開放系の熱力学‐化学ポテンシャル‐の導入
化学ポテンシャルと化学平衡
自由エネルギーの化学への応用―相平衡
溶液の性質と化学ポテンシャル
電池に見る科学熱力学と電気化学の基礎
著者等紹介
由井宏治[ユイヒロハル]
1995年東京大学工学部応用化学科卒業。1999年東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士課程中退。1999年東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻助手。2001年科学技術振興機構研究員。2003年博士(工学)。2005年東京理科大学理学部第一部化学科講師。2008年東京理科大学理学部第一部化学科准教授。2013年東京理科大学理学部第一部化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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