目次
第1章 生体情報システムを理解するための神経生物学
第2章 中枢神経系の成り立ち
第3章 神経細胞の電気信号
第4章 イオンチャネルの分子的実態
第5章 神経伝達と神経修飾
第6章 生体情報システムとして内分泌系と協調する神経系
第7章 開口放出とエンドサイトーシス
第8章 神経細胞、内分泌細胞におけるカルシウムイオンの動態
第9章 記憶と学習
第10章 行動と脳における性差と性行動の神経機構
第11章 生体リズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蠍
2
生物を学んでいる大学生のための神経生物学の入門教科書と行った感じの本。多くの実験を紹介しておりなかなか読み応えがある。著者が研究しているメダカのGnRHニューロンに関する記述は他の内容に比べて多め。2020/11/21
gachin
1
入門書だけど、ミクロ寄りなので読むのが少ししんどかった。/脊髄では抑制性ニューロンはGABAergicよりもglysinergicが優位。/カエルの皮筋標本は丈夫で薄いので、イメージングなどで有用。軟体動物の神経節は、巨大なニューロンで構成されており、生理的特性や配置にほぼ個体差がない。ある種の熱帯魚の終神経核は巨大。手綱核は無羊膜類で左右差が顕著。/ 逆行性刺激応答が樹状突起まで遡るかに基づいて、その細胞の興奮性を定量化できる。/ 色素はギャップ結合を通過する2024/09/20
こずえ
1
250ページくらいで神経生物学についてコンパクトにまとまっており最初に読む本として最適
yk_tani
0
図の説明が少し足りないのではないかと思う箇所がいくつかあったのが玉に瑕だが研究の流れも含めて解説されていて読みやすい。カルシウムイオンの章は分子の名前が特に多く、混乱してしまった。脚注も時々面白い。2014/09/17