目次
1章 放射線や放射能についての話をはじめる前に
2章 知っておきたい放射線の知識
3章 知っておきたい放射能の知識
4章 自然に受ける放射線とは
5章 原子力についての疑問
6章 放射線が健康に与える影響
7章 放射線に対する安全規制
8章 放射線・放射能に関する大きな事故
著者等紹介
多田順一郎[タダジュンイチロウ]
1974年東京教育大学理学部物理学科卒業。1980年理学博士。聖マリアンナ医科大学、筑波大学、(財)高輝度光科学研究センター、(独)理化学研究所横浜研究所を経て、現在、NPO法人放射線安全フォーラム理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りら
1
人により放射線に対する感受性が異なり、その影響は断定できない、ことは著者の説明や提示されている資料から十分にわかった(特に私たちが受ける影響はそこまで大きくない事)。また、原子炉を停止させる難しさも理解できた。それでも、リクツと事実(放射線に関わる仕事に従事している方の勤務実績に対する被曝線量と健康被害に関する調査)の開きは多くあるんじゃないか、と不安になってしまう。やはり、原発そのものの安全性と労働者に負担をかけすぎない運営方法を確立することが何より重要なんじゃないかな。2013/04/20
シラヌイ
1
原子・分子というところから説明が詳しくくわしく入る、放射能&放射線の本。Q&A形式なので、文系の私でもなんとか読み進めることができた。そしてこの手の本のなかで一番内容がふに落ちてわかりやすかった!科学者すげー。そして科学分野の出版で有名なオーム社の本だけあってさすがだという感じ。2011/11/27
よしほと
0
やみくもに「放射能は怖い!」という誤解や偏見を解くのに適した本です。科学的な説明も細かく書いてあり、素人が読むには少し難解かもしれませんが、知っておいて損はない知識ですね。報道で使われた言葉の「裏事情」を解説してる点で、正しく知りたいと願う方に良心的な本だと思います。2012/04/09
-
- 和書
- 掠奪されたメソポタミア