内容説明
携帯電話、テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、住宅、ビル、自動車、鉄道、飛行機…みんなゴムが支えていた。ゴムの不思議に迫る。
目次
第1章 ゴムっていったいなんだ?
第2章 「輪ゴム」で遊んでみよう!
第3章 自動車用タイヤはなぜ黒いのだろう
第4章 万能に思えるゴムにも弱点はある
第5章 驚きの性質をもつハイテク・ゴムたち
第6章 ゴムはまだまだ進化していく
著者等紹介
伊藤眞義[イトウマサヨシ]
東京理科大学理学部第二部化学科教授。理学博士。日本ゴム協会理事、繊維学会評議員。1944年、秋田県生まれ。1970年、東京理科大学大学院修士課程修了。1994年、繊維学会賞受賞。1995年より現職。専門は高分子材料物性。特に繊維とゴム材料の力学的特性に関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
12
またまた、ふだんは読まない本。 常識のセッティング。ゴムは伸びるもの、ではなくて、どうして伸びるのかを、マジメに考えなさい、と、言われてる… で、科学的に考えて、しっかり、でも、読みやすく語ってくれました。パチパチ(^-^)/2011/09/27
Hiroki Nishizumi
4
普段あまり気にかけもしなかったが、読んでみて面白かった。ゴムは代わりのきかない唯一無二の存在であること、輪ゴムはゴムの性質を知る最高の教材であること、ゴムのような高分子ゲルは他にもたくさん存在すること、などなど興味深い内容が多かった。文章も読みやすく頭にスラスラ入っていった。2015/12/03
前田さん
1
所々難しくてよくわからなかった。2010/12/31
Ryou Honna
0
ゴムはなぜ伸びるのでしょうか。考えたことがない方も多いかと思います。どうでもいいことですが、これをどうでもよしとしないのが化学者です。興味があると思った方、科学者むきですよ。さて、本書はとても素晴らしい本です。というか著者がすごい。テーマ自体は興味はないのですが、科学をわかりやすく、丁寧に説明している点が素晴らしい。僕が大学でやるような内容を分かりやすく、定性的ではありますが丁寧に説明し、読み手に科学の知識が乏しくても、しっかり本質まで連れて行ってくれます。こういった科学書を僕も書けるようになりたい。2013/09/28




