出版社内容情報
【セールスポイント】
セメスター制対応の新しい建築構造学の教科書シリーズ
【発刊の目的と内容】
「建築学構造シリーズ」は、「建築鉄骨構造」、「建築木質構造」、「建築鉄筋コンクリート構造」、「建築合成構造」、「建築空間構造」の5巻構成で、セメスター制に対応した形態で、基礎原理・理論の考え方を中心に、理解しておくべきことをコンパクトにまとめる新しい教科書シリーズ。数式や関連知識、専門用語などについてもわかりやすい解説を付し、例題も盛り込んでいる。本書は建築空間構造についてまとめるもの。
【購読対象者】
建築系の大学・短大生,専門学校生,高専生
内容説明
空間構造は柱の存在しない大空間を構成する構造を意味する。身近な例を示せば、体育館、競技場、大集会室、展示場等の建物である。大空間を構成するので、空間構造は直感的に容易に構成できる構造ではない。利用できる材料、組立て技術のほかに、高度の構造上の技術が存在して初めて建設できる構造である。人類の文明に応じた技術や社会の要請に従って、さまざまな空間構造が造られ、これからも創作され続けるものと思われる。建築学構造シリーズの中で、本書は空間構造を構成する代表的な構造実例、設計上の基礎的な考え方を紹介する。
目次
第1章 建築空間構造の形態と歴史
第2章 アーチ構造
第3章 シェル構造
第4章 折板構造
第5章 トラス構造
第6章 膜構造
第7章 空間構造の新機軸
第8章 はり構造
第9章 トラスドーム構造
第10章 テンション構造
第11章 張弦梁構造
著者等紹介
皆川洋一[ミナカワヨウイチ]
昭和46年東北大学工学部建築学科卒業。昭和49年東京大学大学院工学系研究科修士課程建築学専攻修了。昭和52年東京大学大学院工学系研究科博士課程建築学専攻修了。昭和54年鹿児島大学工学部講師。昭和56年鹿児島大学工学部助教授。昭和63年鹿児島大学工学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。