出版社内容情報
【セールスポイント】
エージェント技術の基本が理解できる情報処理学会教科書
【発刊の目的と内容】
エージェントは、ユーザの代理人としてサイバースペースで多様な作業を行う自律的なプログラムであり、ネットワークエージェント、マルチエージェント、インタフェースエージェント、コミュニケーション支援、システム構築のプラットフォームなど多岐にわたっている。
本書は、エージェントの基本的な事項について応用事例に基づく具体的な解説を行い、全体像を学部高学年学生にも理解できるようにまとめた教科書である。
【購読対象者】
情報科学・情報工学系学部高学年学生
情報科学・情報工学系大学院院生
【詳細目次】
第1章 エージェントテクノロジーの全体像
1.1 エージェントを用いたネットワークコンピューティング
1.2 応用から見たエージェントテクノロジー
1.3 本書におけるエージェントテクノロジーへの観点
1.4 エージェントとは
1.5 さまざまなエージェント
第2章 人間同士のインタラクションを支援するエージェント技術
2.1 エージェントに媒介された人間同士のインタラクション--例題
2.2 エージェントに媒介された人間同士のインタラクション--枠組み
2.3 人間同士のインタラクションの諸相
2.4 集団のインタラクション
2.5 エージェントに媒介されたコミュニケーションのタイプ
第3章 インタフェースエージェント
3.1 直接操作からエージェント指向インタフェースへ
3.2 インタフェースエージェントの知覚と状況認識
3.3 インタフェースエージェントの行動
3.4 高次レベルの行動表出とインタラクション
第4章 マルチエージェントシステム
4.1 マルチエージェントシステムとは
4.2 協力型マルチエージェントシステム
4.3 競争型マルチエージェントシステム
4.4 エージェント通信言語
第5章 エージェントプラットフォーム
5.1 エージェントプラットフォームとは
5.2 エージェント設計の基盤
5.3 エージェント開発環境
5.4 エージェント利用環境
演習問題解答
参考文献
索引
内容説明
本書では、読者がエージェント工学の全体像を把握し、先端的な研究開発に取り組むための基盤を形成できるよう、エージェントにかかわる基本概念について、応用事例を参照しながらわかりやすく体系的に解説した。
目次
第1章 エージェント工学の全体像
第2章 人間同士のインタラクションを支援するエージェント技術
第3章 インタフェースエージェント
第4章 マルチエージェントシステム
第5章 エージェントプラットフォーム
著者等紹介
西田豊明[ニシダトヨアキ]
1979年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。1984年工学博士。現在、東京大学大学院情報理工学系研究科教授
木下哲男[キノシタテツオ]
1979年東北大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。1993年博士(工学)。現在、東北大学情報シナジーセンター教授
北村泰彦[キタムラヤスヒコ]
1988年大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程修了。1988年工学博士。現在、大阪市立大学大学院工学研究科助教授
間瀬健二[マセケンジ]
1981年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。1992年博士(工学)。現在、株式会社国際電気通信基礎技術研究所メディア情報科学研究所第一研究室室長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。