内容説明
本書では、3000m2~10000m2程度の都市型事務所ビルを想定し、日本建築設備診断機構(JAFIA)でこれまで培ってきた診断・リニューアルの実務知識をもとに、「実務者がマニュアルとして活用できる参考書」として編集した。ここでは、空気調和設備・給排水衛生設備および電気設備についての各種の診断技法から維持保全・リニューアルも含めた対策技術までを、実施プロセスに沿って分かりやすく解説しているので、専門外の分野の方々にもトラブルやリニューアルに対処する際のヒントになるだろう。
目次
第1章 診断とリニューアル(診断の現状と必要性;診断の進め方 ほか)
第2章 診断手法(物理的劣化診断;機能診断(環境;安全) ほか)
第3章 診断の実践ノウハウ(物理的劣化診断;機能診断(環境;安全) ほか)
第4章 診断事例とリニューアル計画(物理的劣化診断;機能診断(環境;安全) ほか)
資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
5
仕事の合間にちょこちょこ読んでいたが、ようやく読み終えた。仕事柄設備の劣化診断をやらなければならなくなったが、自身の経験がないので、まずは本でも読もうと読んだ本である。実践ノウハウと名が付いているだけあって、実際の業務に側しているようにも思う。CD-ROMも付いているので、帳票等使える書類が盛り込まれているようである(CD-ROMは未確認)。診断側の本ではあるが、建物管理者も活用できるのではないかとも思う。フローからストックの時代に変化する中で、ますますこのような技術が必要とされてくるのだろうと感じる。2015/08/17