欠陥ソフトウェアの経済学―その高すぎる代償

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784274067976
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

本書は、ソフトウェアが現代社会に与える影響力の全体像とその重要性を、一般に知らせようという試みである。

目次

第1章 文明の礎
第2章 60億の衝突テスト用ダミー:理不尽なイノベーションと間違ったインセンティブ
第3章 弱さの力:割れた窓と国家の安全
第4章 目先ばかりの管理:スピードに目をくらまされ激動に惑乱される
第5章 完全なる免責:訴えられるものなら訴えてみろ
第6章 オープンソースソフトウェア:無料の代償
第7章 さらなる前進:未来を変えるための合理的なインセンティブ

著者等紹介

ライス,デイヴィッド[ライス,デイヴィッド][Rice,David]
経験豊富な情報セキュリティのエキスパートであり、教育者。10年以上にわたって、政府と私企業のグローバルITネットワークのアドバイザー、カウンセラー、防衛者として働いてきた。情報セキュリティコンサルティング企業、モンタレー・グループの重役である

宮本久仁男[ミヤモトクニオ]
1991年電気通信大学卒業。同年NTTデータ通信株式会社(現株式会社NTTデータ)入社。開発関連の業務はOSからアプリケーションまでの開発や維持管理、システム評価、各種技術支援を、管理系の業務は情報セキュリティ推進、品質管理支援をそれぞれ経験。2010年2月時点で、セキュリティ関連の研究開発業務に従事するとともに、社会人大学生として情報セキュリティ大学院大学(博士後期課程)に在籍

鈴木順子[スズキジュンコ]
1955年東京生まれ。早稲田大学文学部博士課程修了。早稲田大学、日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumechi

0
海外での開発例を上げながら、ソフトウェア業界の問題点を探っていく内容だった。本書が出たときより、競合するソフトウェアやサービスが大量に出てきて、他社よりも安定するものを提供する意識が高くなっているためか、リリースして重大なバグは顧客に指摘されてから直す… みたいなものは減っているように感じる。しかしパッチリリースなどでお金を稼ぐようなモデルは現状でも合致する部分があり、少し情報が古くなっている本といえど、見過ごせない部分はあった。標準化問題はソフトウェア業界全体の問題だが、これから手を入れられるハズ…2018/01/06

kozawa

0
面白く読んだ。経済学という邦題はやりすぎ。ソフトウェアによる損害が社会にどう実際に出ているのかといった話題から、ソフトウェアのセキュリティの話題、ソフトウェアの「欠陥」に起因する法的責任等をアメリカを中心に(法面はほぼ米国例)解説する。本書を情報の出典に何かを語るのにはあまり向いていないと思われるが、ここまで記したテーマにどこかしら興味のある向きなら本書「も」確実に読んでおきたい2011/08/17

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