BGP―TCP/IPルーティングとオペレーションの実際

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  • サイズ B5判/ページ数 332p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784274065682
  • NDC分類 547.2
  • Cコード C3055

内容説明

インターネットでは、何百万というホストからホストへ、毎秒何億個ものパケットがIPアドレスだけを頼りに転送されています。どのIPアドレスのパケットをどこに転送すればいいのか、という情報は、ISPの間で、BGPを用いてやり取りされています。本書は、数あるインターネット上のルート情報を交換するルーティングプロトコルのなかで、インターネットのような大規模のネットワークの運用が可能な唯一の技術であるBGPについて、網羅的に解説した書籍です。BGPのプロトコルの仕様や、設定、インターネットにおける運用といった、あらゆる側面を詳解しています。さらに、BGPのセキュリティ、DDoS対策、ISPにおけるBGPの実際などについても言及しています。

目次

インターネット、ルーティング、BGP
IPアドレスアーキテクチャとBGPプロトコル
物理層の設計
IPアドレス空間およびAS番号
BGP入門
トラフィックエンジニアリング
ネットワークのセキュリティと整合性
毎日のネットワーク運用
停止が起こったとき(トラブルシューティング)
大規模ネットワークにおけるBGP
トランジットサービス
ほかのネットワークとの相互接続

著者等紹介

Beijnum,Iljitsch van[BEIJNUM,ILJITSCH VAN][Beijnum,Iljitsch van]
高校を中退する前からコンピュータによるコミュニケーションに興味を持つ。実際、彼の古いCommodore64にはハンダのあとが残っている。コンピュータのサポートとして働きながらも、自分の周りにあるネットワーク機器をいじれないもどかしさから、大学への進学を決意する。1年間、ハーグのHaagse Hogeschoolでコンピュータサイエンスを学びなから、Leiden Universityにて哲学を学ぶ。在学中に、インターネットに出会う。地方のISPで働きながら、Ciscoルータと、その上で動作するたくさんの興味深いプロトコル、特にBGPについて学んだ。勤めていたISPが南部へ移転したことを契機に、4名の仲間とともにPine Internet社を立ち上げるが、そこでの業務にはBGPの知識を生かすことができなかったので、UUNETオランダのシニアネットワークエンジニアとなり、フリーのネットワークコンサルタントとして活動する

近藤邦昭[コンドウクニアキ]
1970年北海道生まれ。神奈川工科大学・情報工学科修了。1992年に某ソフトハウスに入社、主に通信系ソフトウェアの設計・開発に従事。1995年株式会社ドリーム・トレイン・インターネットに入社し、バックボーンネットワークの設計を行う。1997年株式会社インターネットイニシアティブに入社、BGP‐4の監視・運用ツールの作成、新規プロトコル開発を行う。2002年株式会社インテック・ネットコアに入社、現在に至る。その他、日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)の会長も務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とっしゅ

0
日本語では少ないBGPの解説書。発行年が2002年と古く事例がアメリカの事例が多いので日本人的にはイマイチ実感がわかないけど、これも勉強と思えば面白いかな。BGPについてはCiscoルータでの設定例が書いてあるので、GNS3を使いながら読むとわかりやすい。BGP技術そのものだけではなく、ISP、トランジットや顧客にどうサービスを提供すればいいか、また安定して運用するにはどうすればいいか書いてあってなるほどなぁと思った。2017/05/06

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