出版社内容情報
【セールスポイント】
GIMP=フリーで使えるPhotoshop? いや、それ以上です!
ウェブグラフィックの作成や、デジカメ画像の加工など、使えるテクニックを徹底解説
【発刊の目的と内容】
The GIMPは、Adobe Photoshopによく似た画像処理ソフトで、主にLinuxをはじめとするUNIX OS上で動作するほか、最近ではWindowsへの移植も進んでいる。
本書では、単なる操作方法だけではなく、GIMPを使ってウェブ用のロゴ画像を作ったり、デジタルカメラで取った画像を加工したりという、実践に即したテクニックを、豊富な図版と分かりやすい文章で解説する。
また、他書にはない内容として、Photoshopのアクション機能に相当する高度な自動処理機能「Script-Fu」を自作する方法も、基礎から丁寧に解説。
付属CD-ROMには、本書でベースとしたKondara MNU/LinuxおよびTurboLinux Workstation向けの最新RPMパッケージをはじめ、GIMP関連資料を豊富に収録。
【購読対象者】
主に、Linux/FreeBSDを中心としたPC-UNIXのユーザー、およびWindowsユーザー。
(PowerMac用のLinux PPCでも動くため、Macユーザーも一部含む)
【付録】
CD-ROM1枚付属
【詳細目次】
第1章 はじめてのGIMP
1.1 GIMPと画像処理
1.2 安定版と開発版
1.3 各OSでの導入方法
1.4 起動と終了
1.5 ビットマップ画像とベクトル画像
第2章 キックスタート!
2.1 GIMPのインターフェイス
2.1.1 3種類のウィンドウ
2.1.2 プルダウンメニューの操作
2.2 ファイルの操作
2.2.1 ファイルを新規作成する
2.2.2 ファイルを開く
2.2.3 ファイルを保存する
2.2.4 利用可能なファイル形式
2.3 道具箱ウィンドウ
2.3.1 道具箱ウィンドウとは
2.3.2 ツール
2.3.3 前景色と背景色
2.3.4 ブラシ
2.3.5 パターン
2.3.6 グラデーション
2.4 画像ウィンドウ
2.4.1 画像ウィンドウの詳細
2.4.2 画像ウィンドウのメニュー
2.4.3 表示の拡大と縮小
2.4.4 スクロール
2.4.5 ガイド
2.4.6 クイックマスクモード
2.5 ダイアログウィンドウ
2.5.1 ダイアログウィンドウとは
2.5.2 レイヤー
2.5.3 チャンネル
第3章 とにかく作ってみよう
3.1 基礎的な画像編集
3.1.1 傾きの修正
3.1.2 トリミング
3.1.3 縮小
3.1.4 色調とコントラストの補正
3.1.5 まとめ:一般的なレタッチの流れ
3.2 Web用の画像の作成
3.2.1 Web特有の注意点(JPEG/GIF/PNGについて)
3.2.2 インデックスカラーへの変換
3.2.3 無地から背景を作る
3.2.4 画像を背景に使う(ゴースティング)
3.2.5 文字を立体的に見せる
3.2.6 描画ツールでタイトルヘッダを作る
3.2.7 ナビゲーションバーを作る
3.3 一歩進んだ画像編集
3.3.1 写真を使ってタイトルヘッダを作る
3.3.2 不要なものを消す
3.3.3 モノトーンの画像を作る
3.3.4 人物の切り抜き
3.3.5 距離感を演出する
第4章 GIMPをもっと楽しもう
4.1 フラットベッドスキャナを使う(SANE)
4.1.1 SANEとは
4.1.2 SANEのインストール
4.1.3 SANEの設定
4.1.4 GIMPから使う
4.2 フィルムスキャナを使う(コニカQscan)
4.2.1 フィルムスキャナとは
4.2.2 ドライバのインストール
4.2.3 マニュアルモードでの使用
4.2.4 オートモードでの使用
4.2.5 トリミング指定の設定
4.3 タブレットを使う(ワコムIntuos)
4.3.1 タブレットとは
4.3.2 Xの設定
4.3.3 GTK+のリビルドと再インストール
4.3.4 GIMPの設定
4.4 テジタルカメラを使う(gPhoto)
4.4.1 gPhotoとは
4.4.2 接続ポートの設定
4.4.3 gPhotoの設定
4.4.4 画像の取り込み
4.5 日本語TrueTypeフォントを追加する(ダイナラブ「Type Museum 100」)
4.5.1 TrueTypeの使用上の特徴と注意
4.5.2 Xへのフォントの追加とは
4.5.3 フォントファイルのインストール
4.5.4 perlftlibの導入
4.5.5 fonts.dirの作成
4.5.6 xfsへの追加とXの再起動
4.6 ファイルのやりとり
4.6.1 mountとumount
4.6.2 フロッピーディスクを使う
4.6.3 Windowsパーティションを使う
4.6.4 コンパクトフラッシュカードを使う
第5章 スクリプトで動かそう
5.1 Script-Fuとは
5.1.1 プログラミング言語Scheme
5.1.2 Script-Fuを実行する
5.1.3 Script-Fuをコマンドラインから実行する
5.1.4 Script-Fuの文法
5.1.5 プロシージャ
5.1.6 set!とdefine
5.2 Script-Fuスクリプトをメニューに追加する
5.2.1 道具箱ウィンドウの拡張メニューに追加する
5.2.2 画像ウィンドウのメニューに追加する
5.3 Script-Fuを書く
5.3.1 Script-Fuの予約語
5.3.2 define
5.3.3 let(let*)
5.3.4 set!
5.3.5 lambda
5.3.6 quote(')
5.3.7 car、cdr、cons
5.3.8 if
5.3.9 begin
5.3.10 while
5.3.11 cond、else
5.3.12 DBブラウザの使い方
5.4 サンプル・スクリプト
5.4.1 ファイルからの読み込み
5.4.2 ファイルへの書き込み
5.4.3 レイヤーを作る
5.4.4 図形(円、四角)を描く
5.4.5 レイヤーを組み合わせる
5.5 Script-Fuの設計手順
5.5.1 要求の抽出
5.5.2 仕様の決定
5.5.3 コーディング
5.5.4 モジュールテスト
5.5.5 テスト
5.5.6 ドキュメント作成
内容説明
The GIMPは、LinuxやFreeBSDをはじめ多くのUNIX系OSで使える、高機能グラフィックソフトである。本書では、デジタルカメラ画像の補正・加工や、ウェブで使うグラフィック部分の作成をとおして、デジタル画像編集の基礎を丁寧に解説する。さらに、GIMP独自の自動制御機能であるScript‐Fuについても1章をさいて説明。もちろん、Linuxにおけるデジタルカメラ、スキャナ、タブレットの利用やフォントの追加についても説明しているので安心。付属CD‐ROMには、GIMP本体やユーザーマニュアル等を収録。脱・グラフィック初心者のための一冊である。
目次
第1章 はじめてのGIMP
第2章 キックスタート!
第3章 とにかく作ってみよう
第4章 GIMPをもっと楽しもう
第5章 スクリプトで動かそう
著者等紹介
古川泰弘[フルカワヤスヒロ]
1965年東京都生まれ、東京都在住。ソフトウェア会社を経て、インターネットで活動を開始。現在、インプレスINTERNET Watchのウォッチャー(外部ライター)、毎日新聞社のバーチャル特派員(特約記者)として寄稿する一方、「PC Japan」(ソフトバンク)、「日経NETWORK」(日経BP)、「Cyber Security Management」(Japan Cyber Security Institute)にインターネット事件、セキュリティ関連記事などの執筆も行っている。著書に『初めて使うMule for Windows操作ガイド』(共著、カットシステム)、『インターネット教科書』(共著、I&E神蔵研究所)、『アクトンファイル2000』(共著、サイビズ)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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