高品質データウェアハウス戦略―コスト削減利益増大のための革新手法

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  • サイズ B5判/ページ数 476p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784274063503
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3055

出版社内容情報

【セールスポイント】
情報品質管理分野の第一人者であるLarry P. Englishが、データウェアハウスにおける情報品質改善技法を集大成した必読のバイブル。情報品質に関するソリューション、体制、ツールなど、すべての要素を盛り込みTQdMという形に体系的して説明されている。

【購読対象者】
企業の情報担当者
データウェアハウスの開発者
経営者

【詳細目次】
イントロダクション

第Ⅰ部 情報品質改善のための指針  

第1章 コストの高い低品質データ
1.1 データウェアハウス失敗の原因  
 ■情報品質の危機  
 ■しかし、自分の情報品質はそれほど悪くないはず・・・  
1.2 低品質データのとてつもないコスト  
1.3 情報品質とその利益  
1.4 情報品質に注意を向ける理由  

第2章 情報品質の定義  
2.1 品質とは何か?  
 ■品質でないものは何か  
 ■品質とは何か  
2.2 データとは何か?  
 ■データ  
 ■情報  
 ■知識  
 ■見識  
2.3 情報品質とは何か?  
 ■本来的な情報品質  
 ■実用的な情報品質 
2.4 情報品質の定義  
 ■「一貫性」 
 ■「合致」  
 ■「ナレッジ・ワーカとエンド・カスタマ」  
 ■「期待」  
2.5 情報品質の構成要素 
 ■データ定義と情報アーキテクチャの品質  
 ■データ内容の品質  
 ■データ表現の品質  
2.6 まとめ  

第3章 情報への品質管理指針の適用
3.1 顧客志向  
 ■マーケットの把握  
 ■顧客満足度  
3.2 継続したプロセス改善  
 ■顧客志向の製品仕様の作成  
 ■バリューチェーンに沿ったプロセス定義    
 ■チームワークの奨励  
 ■プロセス改善のプロセスの確立  
3.3 科学的手法  
 ■統計的品質管理  
3.4 品質アプローチ  
 ■デミングの品質に関する14ポイント  
 ■ジュラン・トリロジー  
 ■石川:運動としての品質管理  
 ■KAIZEN:継続した改善技法  
 ■品質機能展開 
 ■クロスビーのQuality is Free  
 ■ISO 9000と持続可能な品質  
 ■マルコム・ボルドリッジ米国経営品質賞  
3.5 情報への品質指針の適用  
 ■情報利用者の視点  
 ■生素材としてのデータと最終プロダクトとしての情報  
 ■情報品質の計画と実現  
3.6 顧客サービスとしての情報品質  
 ■情報バリューチェーン   
 ■情報プロダクトの顧客満足度  
 ■情報品質を通じた経営目標達成における優位性  
3.7 まとめ  

第Ⅱ部 情報品質改善プロセス
第4章 Total Quality data Management(TQdM)の概要
4.1 情報品質改善プロセス    
 ■プロセス6:情報品質環境の確立  
 ■プロセス1:データ定義と情報アーキテクチャの品質評価  
 ■プロセス2:情報品質評価  
 ■プロセス3:低品質情報コストの測定  
 ■プロセス4:データ・リエンジニアリングとクレンジング  
 ■プロセス5:情報プロセス品質の改善  
4.2 データウェアハウスにおける情報品質のためのプロセス  

第5章 データ定義と情報アーキテクチャの品質評価
5.1 データ定義の品質
 ■情報プロダクト仕様としてのデータ定義
 ■意味としてのデータ定義
 ■情報アーキテクチャとしてのデータ定義
5.2 情報プロダクト仕様の品質
 ■データ標準品質
 ■データ定義の品質
 ■データ定義品質
 ■情報と情報アーキテクチャ
 ■情報アーキテクチャ品質
 ■運用プロセスを支援するためのデータベースの物理設計
5.3 データ定義と情報アーキテクチャの品質評価:プロセス・ステップ
 ■ステップ1:データ定義品質のための尺度の認識
 ■ステップ2:評価対象となる情報グループの認識
 ■ステップ3:情報利害関係者の認識
 ■ステップ4:データ定義の技術的品質の評価
 ■ステップ5:情報アーキテクチャとデータベース設計の評価
 ■ステップ6:データ定義による顧客満足度の評価
5.4 データ定義保証書 

第6章 情報品質評価
6.1 情報品質評価の目的
6.2 データ測定システムの落とし穴
 ■適切な事物の測定
 ■適切な尺度による測定
 ■適切な場所での測定
 ■適切な時間における測定
6.3 情報品質の特性と尺度
 ■本来的な情報品質特性と尺度 
 ■実用的な情報品質の特性と尺度
6.4 データに対する統計的品質管理の適用 
6.5 情報品質評価:プロセス・ステップ 
 ■ステップ1:評価対象となる情報グループの認識 
 ■ステップ2:情報品質目標と尺度の確立  
 ■ステップ3:情報バリュー・コストチェーンの認識   
 ■ステップ4:評価対象となるファイルまたはプロセスの決定 
 ■ステップ5:データ確認ソースの認識 
 ■ステップ6:データのランダムサンプル抽出 
 ■ステップ7:情報品質測定 
 ■ステップ8:情報品質の解釈とレポート 
6.6 まとめ:データ保証書 

第7章 低品質情報コストの測定
7.1 情報の価値とコスト
 ■一般的な資源ライフサイクル
 ■情報資源ライフサイクル
7.2 管理されない情報ライフサイクル  
7.3 情報品質のコスト
 ■低品質情報のコスト
 ■情報品質評価コストあるいは検査コスト
 ■情報品質プロセス改善および欠陥予防コスト
7.4 低品質情報コストの測定:プロセス・ステップ
 ■ステップ1:経営達成目標の認識
 ■ステップ2:情報コストの計算
 ■ステップ3:低品質情報コストの計算
 ■ステップ4:顧客区分の認識
 ■ステップ5:顧客生涯価値の計算
 ■ステップ6:情報価値の計算
7.5 まとめ

第8章 情報プロダクト改善:データ・リエンジニアリングとクレンジング
8.1 情報プロダクト改善
 ■ソースデータのデータ・クレンジング
 ■データ変換のためのデータ・クレンジング
 ■データウェアハウスのためのデータ・クレンジングとリエンジニアリング
8.2 データ欠陥
 ■データ定義とアーキテクチャの欠陥
 ■データ内容の欠陥
8.3 データ・リエンジニアリングとクレンジング:プロセス・ステップ
 ■ステップ1:データソースの認識
 ■ステップ2:データソースの抽出と分析
 ■ステップ3:データ標準化
 ■ステップ4:データの修正と補完
 ■ステップ5:データのマッチングと統合
 ■ステップ6:データ欠陥タイプの分析
 ■ステップ7:ターゲットへのデータ移行と補強
 ■ステップ8:導出およびサマリデータの計算
 ■ステップ9:データ抽出、移行、およびローディングの監査と管理
8.4 データ・リエンジニアリングとクレンジングの活用方法
8.5 まとめ

第9章 情報プロセス品質の改善:データ欠陥の予防
9.1 情報プロセス品質を改善する理由
 ■低コストの情報プロセス品質改善
 ■欠陥データは欠陥プロセスの証し
9.2 情報プロセス品質の改善:プロセス・ステップ
 ■ステップ1:情報品質改善対象プロセスの選択
 ■ステップ2:情報品質改善のための計画策定
 ■ステップ3:情報品質改善の実現
 ■ステツプ4:情報品質改善策の効果の測定
 ■ステップ5:情報品質改善策の標準化への行動
9.3 情報品質に関するベストプラクティスとガイドライン
 ■データ定義と情報アーキテクチャのベストプラクティス
 ■ビジネスプロセスとアプリケーション設計のベストプラクティス
 ■ビジネス・プロシージャ(手順)とデータ獲得のベストプラクティス
 ■経営環境のベストプラクティス
9.4 まとめ

第10章 情報品質ツールとテクニック
10.1 情報品質管理用ツール
 ■情報品質ツールのカテゴリ
 ■情報品質分析ツール
 ■ビジネス・ルール発見ツール
 ■データ・リエンジニアリングとクレンジングツール
 ■情報品質欠陥予防ツール
 ■メタデータ管理および品質管理ツール
10.2 情報品質ツールの評価
10.3 情報品質に関するテクニック
 ■情報品質テクニックのカテゴリ
 ■情報品質テクニック
10.4 まとめ

第Ⅲ部 情報品質環境の確立
第11章 情報品質の14ポイント
11.1 経営変革のためのデミングの14ポイント
11.2 ポイント1:製品とサービスの恒久的な情報品質改善目標の設定
 ■恒久的目標
11.3 ポイント2:高品質共有情報の新しい概念の採用
 ■信頼できる情報管理は情報システムコストを下げる
 ■信頼できる情報は経営コストを下げる
11.4 ポイント3:情報品質評価のみの依存からの脱却
 ■データモデル検査から高品質情報モデル開発へ
 ■データ監査から高品質情報作成へ
 ■高品質情報作成の実現
11.5 ポイント4:コストを基準とした情報ビジネスを評価する習慣との決別
 ■悪しき習慣その1:スケジュールと予算だけを考慮したプロジェクト進捗への報奨

 ■悪しき習慣その2:アプリケーション用件だけをもとにしたデータベースのモデル化と構築

 ■悪しき習慣その3:ビジネス領域やアプリケーションにとって便利な場所でのデータ獲得

11.6 ポイント5:生産およびサービスのシステムを恒常的、永続的に改善する
 ■情報品質改善vs.データ・クリーンアップ
 ■情報品質改善は情報作成プロセス改善と等しい
 ■品質改善vs.問題修正
 ■アプリケーションとデータ開発プロセスの改善
11.7 ポイント6:情報品質に関するトレーニング
 ■情報品質に対する派生問題
11.8 ポイント7:情報品質のためのリーダーシップ制定
 ■リーダーシップとは何か
 ■情報品質リーダーシップ
11.9 ポイント8:データ不確実性の不安の排除
 ■情報品質妨害の懸念
11.10 ポイント9:情報システムとビジネス領域間の障壁除去
 ■情報システムとデータベース品質のためのチームワーク
 ■ビジネス情報品質のためのチームワーク
11.11 ポイント10:スローガンと勧告の排除
 ■情報品質に対する派生問題
11.12 ポイント11:情報品質基準を伴う生産性ノルマの排除
 ■情報品質に対する派生問題
 ■ノルマを適切な尺度に置き換える方法
11.13 ポイント12:技量の誇りに対する障害の除去
 ■高品質情報作成の障害をいかに取り除くか
11.14 ポイント13:教育と自己啓発の奨励
 ■情報品質に対する自己改革の派生問題
11.15 ポイント14:情報とビジネス品質のための変革の達成
 ■変革をどう実現するか
11.16 まとめ

第12章 情報スチュワードシップ:情報品質に対する責任
12.1 情報品質と責任
 ■情報スチュワードシップとは何か
12.2 情報スチュワードシップの役割
 ■ビジネス・スチュワードシップの役割
 ■情報システム・スチュワードシップの役割
12.3 情報スチュワードシップ・チーム
 ■情報スチュワードシップ・チーム
 ■エグゼクティブ情報運営チーム
 ■データ定義チーム
12.4 情報スチュワードのためのサポートツール
12.5 まとめ

第13章 情報品質環境の導入
13.1 持続可能な情報品質の重要成功要因
 ■品質改善、ビジネスプロセス・リエンジニアリング、データ・クレンジングが失敗する理由

 ■重要な成功要因
13.2 情報品質改善の実行:スタート地点
 ■ステップ1:情報品質管理の成長度評価の実施
 ■ステップ2:ビジョン・使命・目標の設定
 ■ステップ3:情報品質リーダーの確認と権限委譲
 ■ステップ4:情報利用者の満足度調査の実施
 ■ステップ5:その他の経営改革、改善策、外部リソースの確認
 ■ステップ6:管理しやすい小規模なパイロット・プロジェクトの選択
 ■ステップ7:成功のためのビジネス課題と目標の設定
 ■ステップ8:情報バリューチェーンの定義とデータ・イベントリの作成
 ■ステップ9:情報品質評価の実施
 ■ステップ10:顧客生涯価値の計算
 ■ステップ11:顧客クレームの分析
 ■ステップ12:低品質情報コストの数量化
 ■ステップ13:改善を後援するスポンサーとの個人的関係の確立
 ■ステップ14:情報スチュワードシップと品質任務の定義
 ■ステップ15:情報品質指針・プロセス・目標の定義
 ■ステップ16:組織的障害の分析
 ■ステップ17:情報品質管理の成長度評価の実施と経営者層への正式教育の実施
 ■ステップ18:情報品質改善プロジェクトの実施
 ■ステップ19:コミュニケーション、教育、経営者層の関与の定常化
 ■ステップ20:情報品質改善プロセスの継続した改善-次のステップ
13.3 情報品質の維持:いかに持続させるか
13.4 情報品質のための組織化
 ■情報品質の職務権限と内容
 ■情報品質組織の発展
13.5 まとめ

第14章 エピローグ:高品質情報からの収穫
14.1 はじめなければ到達しない
14.2 高品質情報:ビジネス成功のための差別化要因
14.3 結論:情報品質改善はコストを削減し経営効果を高める

第Ⅳ部 付録
 用語集  
 参考文献

内容説明

本書は、情報品質管理の分野で第一人者として活躍しているLarry P.English氏が著した、データウェアハウスにおける情報品質改善技法の集大成であり、情報品質の問題を解決するための手法、体制、ツールなどすべての要素を盛り込みTQdMという形に体系化して説明されている。さらに、これからデータウェアハウスを導入する、もしくはすでにデータウェアハウスを導入済みの企業において、情報品質の定量的な評価やコスト対効果の分析を行っていく上で必要な手法も紹介されている。

目次

第1部 情報品質改善のための指針(コストの高い低品質データ;情報品質の定義;情報への品質管理指針の適用)
第2部 情報品質改善プロセス(Total Quality data Management(TQdM)の概要
データ定義と情報アーキテクチャの品質評価
情報品質評価 ほか)
第3部 情報品質環境の確立(情報品質の14ポイント;情報スチュワードシップ:情報品質に対する責任;情報品質環境の導入 ほか)

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