出版社内容情報
【セールスポイント】
応用分野の広がる小形モータの技術をわかりやすく解説。
【発刊の目的と内容】
小形モータは、小形化、精密化が進み、いろいろな用途に応じさらに多様化、高性能化、高効率化などが追及されている。本書は多くの分野に広がる小形モータについて、最新の内容を、技術的に理解していただくことを目的に、読者が必要とする部分だけを読んでも十分わかるように、各節単位で完結した内容構成で解説した。
【購読対象者】
モータを含む製品の開発、設計、品質保証または営業に携わる方々
電気・電子・情報・メカトロニクス機器関連メーカの技術者
【詳細目次】
1章 小形モータを使ってみよう
1.各種モータとトルクの式
2.モータのスピードを変える方法
2章 永久磁石同期モータとはどんなモータか
1.永久磁石同期モータの原理と基本特性
2.永久磁石同期モータの構造
3.使用する磁石の特性(ネオジム磁石とフェライト磁石)
4.表面磁石と埋込磁石
5.分布巻きと集中巻き
6.分割コア
7.磁極とスロット
8.コギングトルク
9.リラクタンストルク
10.弱め界磁はどうするのか
11.着磁
12.減磁耐力
13.磁極位置センサと種類
3章 永久磁石同期モータドライブ
1.永久磁石同期モータの基本特性
2.120度通電方式と180度通電方式
3.電圧制御方法
4.座標変換
5.電圧モデル
6.ベクトル制御
7.位置センサレス方法
4章 誘導モータとはどんなモータか
1.誘導モータの原理と基本特性
2.3相誘導モータ
3.単相誘導モータ
4.高調波(騒音、スキュー、スロットコンビ、ロス)
5.省エネ・高効率
5章 誘導モータドライブ
1.誘導モータの制御
2.V/F制御
3.ベクトル制御
4.センサレスベクトル制御
5.汎用インバータの活用
6.インバータノイズ
6章 その他のモータ
1.ブラシ付直流モータ(永久磁石界磁)
2.交流整流子モータ
3.ステッピングモータ
4.スイッチドリラクタンスモータ
5.シンクロナスリラクタンスモータ
7章 モータのシミュレーション
1.モータの特性解析
2.磁界解析の基礎方程式
3.高速高精度解析法としての辺有限要素法
4.エアギャップにおけるメッシュの取扱い
5.回転機解析例
6.トルク解析法
7.電磁界解析から音場解析
8章 サーボ技術
1.サーボモータの発展の過程
2.ACサーボモータの構造と特性
3.ACサーボアンプのシステム構成
4.サーボ制御系の基本特性
5.サーボアンプの機能と応用
6.多機能サーボアンプ
9章 応用事例
1.製造設備への応用
2.製造設備におけるモータの選択
3.半導体設備への応用
4.ロボットでの応用
5.プリント基板製造設備での応用
6.家電製品への応用
7.ルームエアコンと冷蔵庫
8.電気掃除機
9.洗濯機
10.自動車への応用
11.スタータ
12.オルタネータ
13.電気自動車
14.ハイブリッド自動車(1)
15.ハイブリッド自動車(2)
16.情報機器への応用
17.光ディスク装置
18.磁気ディスク装置
内容説明
本書は筆者らが担当する日立製作所の社内専門技術研修講座のテキストをもとに、多くの分野に広がる小形モータについて最新の内容を技術的に詳細にわかりやすく解説した。
目次
1章 小形モータを使ってみよう
2章 永久磁石同期モータとはどんなモータか
3章 永久磁石同期モータドライブ
4章 誘導モータとはどんなモータか
5章 誘導モータドライブ
6章 その他のモータ
7章 モータのシミュレーション
8章 サーボ技術
9章 応用事例