出版社内容情報
【セールスポイント】
ディジタル放送の技術を体系立ててわかりやすく解説
【発刊の目的と内容】
ディジタル圧縮や記録・伝送技術、IC技術、コンピュータ技術の飛躍的な進歩により、画像の発生地点から家庭のモニター画面に至るまでをすべてディジタルで結ぶ「トータルディジタル放送」が実現しようとしている。本年10月にはわが国初のディジタル衛星多チャンネル放送が開始された。しかし、ディジタル放送を統合・体系化して解説した書物はほとんどない。本書は、ディジタル放送の基礎と理論、技術から応用までをわかりやすく解説することを目的に、テレビジョン学会誌に連載された内容と構成を全面的に見直したものである。
【購読対象者】
テレビ局をはじめ、テレビ放送関連企業の若手技術者・研究者の方♂映像・音声・画像などに関心があり、これから学習を始めようと思っている方
【詳細目次】
1章 放送のディジタル化♂1・1 国内外のディジタル放送実用化の現状♂1・2 解決すべき技術的課題♂1・3 放送実施上の課題♂1・4 ISDBの構成例♂2章 ディジタル放送のシステム♂2・1 ディジタル放送と将来のメディア融合♂2・2 ディジタル放送のシステムとそのあり方♂2・3 番組素材の伝送システムについてのユーザ要求♂2・4 ディジタル放送システムの性能、機能要求♂2・5 システムの評価♂2・6 今後の課題♂参考文献♂3章 映像信号の高能率符号化♂3・1 映像符号化の基本♂3・2 MPEG-2♂3・3 国際標準符号化方式♂3・4 これからの符号化方式♂参考文献♂4章 オーディオ信号の高能率符号化♂4・1 高能率符号化が必要になった背景♂4・2 オーディオ符号化の代表的アルゴリズム♂4・3 基本的な要素技術♂4・4 MPEG/オーディオアルゴリズム♂4・5 ステレオ符号化♂4・6 その他のISO標準アルゴリズム♂参考文献♂5章 多重化伝送技術♂5・1 ISDBと多重化伝送技術♂5・2 多重化伝送への要求条件♂5・3 多重化伝送の基本方式♂5・4 多重化伝送信号の構成♂5・5 伝送方式の共通化と標準化♂5・6 複数テレビの多重化伝送♂5・7 今後の多重化伝送の課題♂参考文献♂6章 ディジタル放送と誤り訂正技術♂6・1 誤り訂正方式♂6・2 連接符号の実用例♂6・3 連接符号のハードウェア♂6・4 今後の課題♂参考文献♂7章 波形伝送技術♂7・1 伝送符号と電力スペクトル密度♂7・2 再生信号波形の整形と等化♂7・3 パーシャルレスポンス方式と相関波形♂7・4 最尤復号法とビット誤り率♂7・5 将来的展望♂参考文献♂8章 ディジタル変復調技術♂8・1 変調方式♂8・2 衛星用変復調技術♂8・3 地上用変復調技術♂8・4 変調方式から見たシステム例と将来展望♂参考文献♂9章 ディジタルテレビの受信♂9・1 基本的な視点♂9・2 ディジタルテレビの受信利用イメージ♂9・3 受信機の要求条件♂9・4 受信機の技術要素♂9・5 今後の展望♂参考文献♂10章 放送局のディジタル化♂10・1 放送局におけるディジタル化の現状♂10・2 ディジタルインタフェース♂10・3 番組伝送のディジタル化♂10・4 将来展望♂参考文献♂付録 衛星用ディジタル放送技術基準♂A・1 ディジタル放送方式の標準化♂A・2 日本のディジタル放送方式の技術基準♂監修者・執筆者略歴♂索引
内容説明
ディジタル放送の基礎と理論技術から応用までをわかりやすく解説。
目次
1章 放送のディジタル化
2章 ディジタル放送のシステム
3章 映像信号の高能率符号化
4章 オーディオ信号の高能率符号化
5章 多重化伝送技術
6章 ディジタル放送と誤り訂正技術
7章 波形伝送技術
8章 ディジタル変復調技術
9章 ディジタルテレビの受信
10章 放送局のディジタル化
付録 衛星用ディジタル放送技術基準