わかりやすい原子力発電の基礎知識 （改訂２版）

榎本 聡明【著】

オーム社（1996/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 206p／高さ 21cm
• 商品コード 9784274034824
• NDC分類 543.5
• Cコード C3054

出版社内容情報

【セールスポイント】
改訂版化で原子力発電への理解が一層深まる

【発刊の目的と内容】
本書は、原子力の基礎知識から、原子力発電のしくみ、核燃料サイクル、原子力の安全性と環境対策まで、原子力発電に関する内容について、社会情勢・エネルギー事情を踏まえてわかりやすく解説した入門書として、1996年３月に発行し、読者の好評を得てきた「わかりやすい原子力発電の基礎知識」の改訂版として発行するもの。今回の改訂企画では、安全性に疑問を投げかけた高速増殖炉もんじゅのナトリウム漏れ事故や、発生から10年を経過した旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故の再検証を行うとともに、その教訓を受けての安全性強化の方向性や環境対策等について言及するほか、最新動向、トピックス等の内容を補強し、さらに原子力発電への理解を深める構成となっている。

【購読対象者】
工学系の大学生・高専生・高校生♂企業の関連初級技術者♂関係自治体職員

【詳細目次】
PART１　エネルギーについて♂PART２　エネルギー利用と環境問題♂PART３　原子力のパワーを電力に生かす♂PART４　原子力発電の安全性♂PART５　原子燃料リサイクル♂PART６　プルトニウムと国際政治♂PART７　放射性廃棄物の現状と展望♂PART８　原子力発電の経済性

内容説明

著者は長年、電力会社において原子炉設計、原子力安全設計、原子力企画などの仕事に従事する傍ら、原子力広報の仕事もお手伝いしてきました。その中で、一般の人が抱かれる疑問に触れる機会を数多く得ました。本書は、著者のそのような経験も踏まえながら、原子力の各分野の関わりが理解できるように全体構成が考えてあります。また、本書は考え方に視点をおいているため、記述の内容が炉型にあまり関係しないので、事例は著者にとって、データの得やすいものから選んでいます。

目次

１　エネルギーについて―エネルギー問題のゆくえ
２　エネルギー利用と環境問題
３　原子力のパワーを電力に生かす
４　原子力発電の安全性
５　原子燃料リサイクル
６　プルトニウムと国際政治
７　放射性廃棄物対策の現状と展望
８　原子力発電の経済性