出版社内容情報
【セールスポイント】
CDのしくみから再生に必要な要素技術までわかりやすく解説
【発刊の目的と内容】
1982年にコンパクトディスク(CD)が発売されて以来、CDは、音楽媒体としてはほぼ完全にレコード(LP)にとって代わった。近年では、CD-ROM、カーナビ、DVDなど、データから映像までのマルチメディアの記録媒体として、アプリケーションはますます多様化し、質的にも増大の一途をたどっている。本書は、光ピックアップデバイスやCDの発展規格(CDファミリー)など、ここ数年の技術的な進歩を取り入れてわかりやすく解説している。
【購読対象者】
オーディオやカーナビ、CD-ROMなど、AV、コンピュータ関連の技術者、およびそれらのソフト制作者、ユーザの方
【詳細目次】
序章 レコードディスクの変遷♂序.1 ディスク(レコード)の変遷♂序.2 ソフトの変遷♂1章 コンパクトディスク-CD方式とは-♂1.1 小さなディスクで60分以上再生できます♂1.2 なぜ,1枚のディスクで1時間以上も?♂1.3 音は,0と1の信号として記録されます♂1.4 ごみや傷に対しても強い♂1.5 CD方式のピックアップには針がない♂1.6 針の役目を果たすレーザビーム♂1.7 CD方式の周波数特性♂1.8 CD方式は内外周でディスクの回転数が違う♂1.9 MDシステム♂2章 ディジタル化の歩み♂2.1 ディジタルオーディオの歩み♂2.2 なぜディジタル化がよいのか♂3章 ディジタルオーディオディスク(DAD)の誕生♂3.1 生立ち-ビデオディスクを追って♂3.2 ディジタルオーディオディスクの標準化♂3.3 CD方式の主なシステム規格♂4章 ディスクのしくみ♂4.1 ディスクの形と材質♂4.2 プリマスタリング♂4.3 ディスクのつくり方♂4.4 ピッドの形♂4.5 CD-Rの構造♂5章 信号のしくみ♂5.1 誤り訂正がなぜ必要なのでしょう?♂5.2 誤り訂正とは♂5.3 CD方式の誤り訂正(CIRC)♂5.4 変調がなぜ必要なのでしょう♂5.5 CD方式の変調法(EFM)♂5.6 信号フォーマット♂5.7 サブコーディング♂5.8 CD-ROMのフォーマット♂5.9 CD-ROMのファイル構造♂6章 CDプレーヤ,CD-ROMドライブのしくみ♂6.1 プレーヤの構造♂6.2 光ピックアップの機能♂6.3 RF信号の整形♂6.4 アシンメトリ補正とクロック再生♂6.5 ディジタル信号処理とメモリの機能♂6.6 トラッキングサーボ機構♂6.7 フォーカシングサーボ機構♂6.8 回転サーボ機構♂6.9 CD-ROMドライブのしくみ♂7章 CD再生に用いられる要素技術♂7.1 アナログIC♂7.2 ディジタルIC♂7.3 D/Aコンバータ♂7.4 CD再生のためのチップセット♂7.5 スライド送り機構とアクセス♂7.6 光学ピックアップ♂8章 CDの特徴♂8.1 CDの特質♂8.2 CDの活用♂9章 CDの発展形♂9.1 CDファミリーの基本♂9.2 CDのバリエーション♂9.3 データや静止画の記録♂9.4 動画の記録♂9.5 記録できるCD♂終章 CDを軸とした将来の展開-CDワークグループ構想の夢-♂参考文献♂索引
内容説明
CD技術の定版本!将来ビジョンまでを最新の内容でわかりやすく解説。
目次
序章 レコードディスクの変遷
1章 コンパクトディスク―CD方式とは
2章 ディジタル化の歩み
3章 ディジタルオーディオディスク(DAD)の誕生
4章 ディスクのしくみ
5章 信号のしくみ
6章 CDプレーヤ、CD‐ROMドライブのしくみ
7章 CD再生に用いられる要素技術
8章 CDの特徴
9章 CDの発展形
終章 CDを軸とした将来の展開―CDワークグループ構想の夢