出版社内容情報
【セールスポイント】
ダイオキシン問題などで重要視されているごみ焼却技術・焼却炉を図解でやさしく解説
【発刊の目的と内容】
平成10年発行の現版は、ごみの種類から各種焼却技術・焼却炉、環境保全対策までの一連のプロセスを、図を豊富に使い入門的に解説し、好評を博しているが、近年、ダイオキシン問題への対応を中心に、焼却に関する法規制が強化され、また、ごみ発電の促進、新技術・新装置などの導入も進んでいる。こうした情勢への対応を図るために改訂し、改訂3版として発行した。改訂のポイントは、①ダイオキシン規制内容の充実化、②各種ガイドラインの追加、③新技術・新装置に関する情報の追加、④データ類の更新、など。
【購読対象者】
①ごみ焼却工場の技術者
②ごみ処理装置・機器製造メーカーの技術者
③企業の廃棄物担当者
④官公庁の廃棄物処理行政担当者
⑤衛生工学・環境工学・機械工学・化学工学系の学生,先生
内容説明
廃棄物焼却技術は都市ごみ、産業廃棄物、下水汚泥の3分野にわたっている。これらは技術的には同一領域と思われるが、行政的には担当省庁から自治体担当局に至るまで縦割りとなっている。そのため、ユーザーからメーカーに至るまで担当者が分かれているのが実情である。したがって、これら3分野の技術を一括し、かつ系統的に記述した書物はほとんどない。本書は、これらの実情に鑑みて、広く浅く紹介したものである。
目次
1章 廃棄物の種類と処理処分の方法
2章 一般廃棄物を処理する設備
3章 ごみ焼却炉の腐食と廃熱利用
4章 一般廃棄物焼却炉の排ガスと排水はどう処理するか
5章 焼却灰とばいじんはどう処理するか
6章 産業廃棄物はどんな技術で処理されているか
7章 下水汚泥はどう処理されているか