出版社内容情報
【セールスポイント】
身近になった宇宙の利用と開発のいまを解き明かす
【発刊の目的と内容】
宇宙開発の利用の浸透ぶりを実際の現場に尋ねながら、宇宙開発・利用の最先端の姿を知ると同時に宇宙利用を可能としているシステムや理論、技術、さらにはこれからの将来像を考える。個々の宇宙技術についての紹介書は多々あるが、本書は「利用」という横断的な側面からとらえる類書にない特色をもつ。
【購読対象者】
宇宙について勉強をしたい技術系の大学生
宇宙の活用状況を知りたい方
他分野の研究者・技術者
内容説明
いま突然、軌道上の衛星が機能を止めてしまったら、世界中の通信は大混乱、天気予報もできない、カーナビも使えない、大混乱に陥ります。宇宙開発の成果は、これほどまでに生活の中に入り込んでいます。本書は、国威発揚・国家主導の大型プロジェクト型の開発から世界レベルの共同プロジェクトによる開発へ、そして商用化と個人化の展開へと流れを変える宇宙開発とその技術をわかりやすく解説します。
目次
1章 地球の環境を見守る―地球観測衛星
2章 宇宙誕生のナゾを測る―天体観測
3章 誰でも使える万能測位器―GPS
4章 だれもが宇宙に参加できる―小型衛星
5章 宇宙大型構造物を造る―柔構造とデブリの問題