出版社内容情報
【セールスポイント】
人間の脳の機能と構造の謎をコンピュータで解く
【発刊の目的と内容】
人間の脳の機能と構造は、複雑で謎に包まれていたが、原題の科学技術、特にコンピュータを用いた脳の総合的研究によって、めざましい勢いで解明されつつある。本書は脳の研究をさらに発展させ、その機能と構造を一層深く理解するために、コンピュータをどう活用すべきか、また、既存の研究成果をどう集積し、それらを今後の研究の中でどう利用してゆけるのかなどについて、これまでの取り組み成果を概観している。
【購読対象者】
コンピュターを用いた脳の研究に興味のある一般の方♂情報科学、生物学、医学、ME、認知科学、精神病理学科などの学生、院生、研究技術者
【詳細目次】
第0章 概要♂"脳の10年"における神経科学の進歩♂脳関係情報の管理♂問題解決ための諸事例♂視覚と思考♂薬物による脳の破壊♂痛みの功罪♂精神分裂症と破壊された心♂神経科学の隆盛♂神経科学研究の重要性♂国家的最優先課題としての神経科学♂生体医用と神経科学研究のための情報工学♂我々はいったい何を為すべきか?♂脳の機能マップ作製プロジェクト♂結論♂第1章 序論♂第2章"脳の10年"における神経科学の進歩♂必要とされる情報管理♂問題解決のための諸事例♂視覚と思考♂薬物による脳の破壊♂痛みの功罪♂精神分裂症と破壊された心♂神経科学の隆盛♂神経科学研究の重要性♂神経科学とハイテク♂国家的最優先課題としての神経科学♂生体医用と神経科学研究のための情報工学♂第3章 神経科学系の階層構造♂行動と情緒♂機能的結合構造♂ニューロンの構造♂シナプスの機能♂信号伝達♂第4章 生体医用と神経科学研究のための役立つ情報工学♂神経科学におけるコンピューターの役割♂新しい発見とそのチャンス♂コンピューターグラフィックス♂データベースの役割♂電子的通信回路網♂研究グループを連結する通信回線♂結論♂注♂第5章 我々はいま何を為すべきか?♂情報源の構築♂データベースと神経科学♂コンピューターによる情報管理♂データベースの多様化♂将来の挑戦♂技術的必要性と進歩♂データの標準化♂社会的変化をもたらす技術♂経験の積み重ねとその戦略♂パイロットプロジェクト♂組織化・監督・評価♂研究助成金♂注♂第6章脳機能マップの作成計画:審議会の結論と勧告♂長期的展望♂フェーズ1:実行手段♂第1ステップとしてのフェーズ1プロジェクト♂プロジェクトの集中管理♂研究助成金♂資金計画♂フェーズ2:長期計画と予想される成果♂勧告の概要♂注♂付録♂索引
内容説明
100人を越える神経科学者やコンピューターの専門家の意見を基に、コンピューターの技術がいかに脳機能研究の真髄にせまれるかを検証する。
目次
“脳の10年”における神経科学の進歩
神経科学系の階層構造
生体医用と神経科学研究のための役立つ情報工学
我々はいま何を為すべきか
脳機能マップの作成計画―審議会の結論と勧告