目次
序章 日本における韻書受容史
第1章 中世の法華経字音学における韻書受容の実態
第2章 法華経字音学における『古今韻会挙要』の受容について
第3章 法華経字音学における伝統音と韻書の実際
第4章 法華経字音学における『韻鏡』の扱いについて
第5章 日遠の声調と清濁卓立表示について
第6章 日遠『法華経随音句』における「呉音」「漢音」
第7章 「転図字書」の発生と盛典―『韻鏡研究』における理論と実用
第8章 『磨光韻鏡』と『韻光韻鏡字庫』
第9章 近世に流布した『広韻』について―「沢存堂本」流布の時期を探る
第10章 なぜ『古今韻会挙要』は近世後期になって使われなくなったか
著者等紹介
中澤信幸[ナガザワノブユキ]
1971年三重県四日市市生まれ。1994年愛媛大学法文学部卒業。2001年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、台湾・長榮大学助理教授、大島商船高等専門学校講師、准教授を経て、山形大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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