おうふう政治ライブラリー<br> 公共性をめぐる政治思想

おうふう政治ライブラリー
公共性をめぐる政治思想

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784273035877
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C3331

目次

まえがき―公共性をめぐる論点
公共性と情念―A.スミスの文明社会論における「公衆」の規範的権威
カントにおける応答と公開性
「世論」の誕生と民主的公共性の変容―建国後アメリカにおける公共性の構造転換
世論と公共性―ウォルター・リップマンと「同意の製造」の時代
同意と公共性―A.グラムシの市民社会論における同意の形成と解体
世界への配慮―H.アーレントにおける判断力と公共性
コミュニケーション的自由とその公共的使用―J.ハーバーマスの法・政治理論における基底
リベラリズムと公共性―J.ロールズの公共的理性について
共和主義、公共性、歴史叙述―ポーコック『野蛮と宗教』における人文主義的歴史叙述の解釈を中心に
「コミュニタリアン」における公共的なもの―M.サンデルとC.テイラーを中心に
グローバルな社会における公共性―J.ドライゼクとJ.ボーマンの議論を中心に

著者等紹介

齋藤純一[サイトウジュンイチ]
早稲田大学政治経済学術院教授。政治理論・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ナノ

0
公共性に関する論文が考察も含めて時系列順記載されている。しかし公共性の始まりがAスミスからの出発というなんとも中途半端なもので、時系列順にやるのならアリストテレス時期に戻ってやってもらいたかった。また早稲田大学の色が強く感じられた。ロールズなどの考察などは、典型的な批判しかなくあまり特筆すべきとこがないなど若手の研究者と教授との間に差がある。しかしながら、時系列順に公共性の流れを追っていくため初学者にはとても理解のしやすい論文集であったといえる。

void

0
【★★★☆☆】はしがきを見ればわかるように、「公共性」を軸にしたすり合わせはしっかりなされているが、やはり論文毎に差があるかと。ロールズ、ドライゼグ、ボーマンあたりは深く学んでみたい。そして批判的検討ができたら嬉しいのだが。。。2011/08/30

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