内容説明
こころの病はいかに描かれたか。日本近・現代文学の21編の作品を通してこころの闇を考え、そこから癒しをさぐる。言葉の力により、治療ではなく、内からの「治癒」をめざす試み。
目次
1 摂食障害と引きこもり
2 EDと不感症
3 ヒステリーの世界
4 幻視・幻聴の世界
5 夫婦の闇がもたらす狂気の世界
6 神経を病む若い女性
7 性格・人格の破綻した青年
8 座敷牢の世界
9 戦争がもたらした狂気
10 強迫神経症の世界
11 自然療法としての癒し
著者等紹介
池田功[イケダイサオ]
1957年新潟県に生まれる。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1988年から2年間、韓国・東国大学校招聘専任講師。2003年から2年間、ドイツ・フライブルク大学及びボン大学日本文化研究所客員研究員。明治大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。