小説表現としての近代

小説表現としての近代

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784273033521
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3093

内容説明

逍遙・四迷・おむろ・美妙・紅葉・忍月・柳浪・一葉ら、近代文学成立期の表現者たちが「小説」に求めたものを解き明かす。

目次

第1部 近代小説の出発と翻訳文学
第2部 近代小説の出発と坪内逍遙
第3部 近代小説の展開
第4部 近代小説と批評
第5部 近代小説の展開と広津柳浪
第6部 小説表現史へ向けて

著者等紹介

宇佐美毅[ウサミタケシ]
1958年東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、東京大学大学院博士課程単位取得、中央大学文学部専任講師、助教授を経て教授。博士(文学)。日本近現代文学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きつね

5
ジュネット、ブースらの文学理論を駆使しつつ、明治文学成立期(M20's)文学の「表現」の問題を追究した名著。広津柳浪、嵯峨の屋おむろ、山田美妙など今日省みられない作家にも、彼ら固有の表現の問題があり、それを乗り越えるためにさまざまな実験がなされたという。文学史の進歩史観に待ったをかけ、未了に留まった諸可能性を拾い上げていく手つきが素晴らしい。終章が全体の見取り図になっているので、そこだけでも図書館で試し読みを是非。2012/11/02

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