内容説明
重度重複障害児として生まれた少年(たつき)は、神に救いを求めるのでもなければ、否定するのでもない。むしろ、肢体不自由であるという事実が、彼に「神の存在」を証明する。愛の芽生えのなかで少年の生きる姿を描いた、機微の物語。
著者等紹介
木下順一[キノシタジュンイチ]
1929年函館に生まれる。1954年文部省図書館職員養成所卒。1962年タウン誌街発行。1997年第48回函館文化賞。1998年第32回北海道新聞文学賞受賞
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