制度の近代―藤村・鴎外・漱石

制度の近代―藤村・鴎外・漱石

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  • サイズ A5判/ページ数 421p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784273032661
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3095

内容説明

藤村、鴎外、漱石らを中心に文学・文化の近代的成熟を解き明かす。『深層の近代―鏡花と一葉』『幻想の近代―逍遙・美妙・柳浪』と併せ三部作を構成し、著者の文学史像の一角を形成する。

目次

『緑葉集』の藤村
『破戒』から『春』へ
鴎外と妻志げ女―離婚と再婚
「半日」後の鴎外
五条秀麿のいる世界
鴎外と大塩平八郎
猫の生きた時空
「猫」の快楽―“俳諧的”なるもの
小説の美学的完成―「琴のそら音」
語り手の共犯―代助と三千代〔ほか〕

著者等紹介

山田有策[ヤマダユウサク]
1943年愛知県生まれ。東京大学文学部国語国文学科卒業。同大学大学院博士課程修了。東京女子大学講師を経て、現在、東京学芸大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YY

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第二部の最後、方法論は著者の研究がよって立つところを見て取れた。しかし、それでも文学論それ自体の意義についてなど詰め切っていない印象。しかも、第一部の藤村論はともかく、そのほかの部分の論文の論理的な強度は高くないし、変な山かっこに入ったコトバで誤魔化しているような気がした。要するにブーメランが突き刺さってるってこと。2015/02/26

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