目次
序章 源氏物語本文の研究状況と問題意識
第1章 諸伝本における表現様態と書写様態(新資料・伝阿仏尼筆本「桐壺」の位相―室伏校合本の検討を通して;「桐壺」における別本群の位相―桐壺帝の描写を中心にして;国冬本「若紫」における独自異文の考察―いわゆる青表紙本に内在する異本・異文について;源氏物語古写本における傍記異文の本行本文化について―天理図書館蔵麦生本「若紫」の場合 ほか)
第2章 本文分別試案としての“河内本群”と“別本群”(「澪標」の別本―東大本を中心にして;「澪標」における河内本本文の性格―朱雀帝の描写を中心にして;別本本文の意義―「澪標」における別本群と河内本群;源氏物語別本群の長文異同―国冬本「鈴虫」の場合 ほか)
著者等紹介
伊藤鉄也[イトウテツヤ]
昭和26年島根県出雲市生まれ。平成11年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。平成14年博士(文学)。現職、国文学研究資料館助教授
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