内容説明
戦後文学の旗手・椎名麟三の文学世界に、学界の第一線で活躍する14名の論者が結集!未だかつてない伝記的、演劇的、比較文学的領域にまで迫る。
目次
テーマ論(思想としての椎名麟三―漱石との対比を軸として;絶望と死からの勇気と希望―椎名麟三の演劇世界;比類なき椎名文学の真髄―生きているイエスを見た世界 ほか)
キリスト教(椎名麟三の文学における自由と虚無;椎名麟三の復活信仰の成立―『聖書』と椎名麟三)
作品論(『永遠なる序章』―「逆説的反転」の力学;闇と向き合う自由―『深夜の酒宴』と『懲役人の告発』;「深夜の酒宴」論―その言説と出来事 ほか)



