内容説明
古典文法は、高校生用教科書で止まってしまっています。そして、それでは文章としての日本古典を読んでいくことはできません。ところが、表現形式にちょっと注目したら、意外なほどすらすら読めていけるのです。その手がかりを提供していこうとするのが、本書です。
目次
係り結びはどこで行われるか?
非表出の格関係をどうとらえるか?
準体法をどうとらえるか?
同格とはどんな構文か?
知覚内容はどう表されるか?
評価を表す構文とはどんなものか?
挿入文とはどんな形式か?
対偶中止とはどんな構文か?
同じ格は並立されるか?
「連体止め」は感動を表すだけか?〔ほか〕
著者等紹介
碁石雅利[ゴイシマサトシ]
1955(昭和30)年生まれ。1982年、国学院大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。現在、聖徳大学短期大学部助教授。国学院大学・二松学舎大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。