内容説明
朔太郎の詩論・思想を中心にその推移の様想にせまる。
目次
磁場としての『青猫以後』
『青猫』から『定本青猫』へ
1926年の萩原朔太郎と中野重治―「郷土望景詩に現れた憤怒について」をめぐって
1921年の口語自由詩韻律論―萩原朔太郎と福士幸次郎をめぐって
加藤介春と朔太郎―雑誌『日本詩人』への前提
認識者としての萩原朔太郎―個人雑誌『生理』への道程
雑誌『感情』にみられる感情観―1916年の朔太郎1面
「日本への回帰」とはなにか
日夏耿之介の初期詩風と朔太郎―雑誌『仮面』の前半部から
雑誌『仮面』から『転身の頌』へ―日夏耿之介と朔太郎