内容説明
古代から中世に至る時代的区分を越えた伝承の方法論。
目次
軍記と伝承
『太平記理尽鈔』の「名義并来由」―『太平記』研究史の一章
いくさ語りの変容―『平家物語』の二つの断面
軍語りの古層―名のりの様式
直談系の法華経注釈書にみる伝承の諸相
本邦残存の「捨児三蔵」譚をめぐる一・二の問題
宇治拾遺物語と〈猿楽〉
物語と王権―反国家としての物語
倭武天皇考―『常陸国風土記』の地名起源伝承
唱導と王権―得長寿院供養説話をめぐりて
『盛衰記』甘糟往生譚の背景―骨で語られるはなし
『今鏡』もしくは歴史の謎
都市伝承としての地名―辻子の神・宗像
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- 和書
- ヒトが霊長類でなくなる日