感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマぽよんぽ
2
やや著者の主観が強いものの、短歌に携わる者にとっては必読の書だろう。近代短歌の成立、天皇との関連性、写実主義と浪漫主義の対立、萩原朔太郎の歌壇批判や戦後の短歌否定論など、現代短歌を考える上でも重要なトピックがよくまとめられている。特に、明治から昭和52年までの短歌史をまとめた「近代短歌の展開」の章が面白かった。ただし、女性歌人は女性歌人という切り口でまとめられている節があり、再解釈の必要がありそうだ。個人的には、大正短歌史に興味を覚えた。現在では忘れられているが、優れた歌人が多く存在している印象。2022/01/04
hisajun
1
☆☆☆★★(文章がいささか感傷に流れるところがあれど、短歌史としてコンパクトで読みよい。実は本書の3分の1を占める略年表が一番有益かもしれない)2009/05/16