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内容説明
教師には、眠れぬ夜があります。いらだち反抗し、心を開いてくれない子どものこと、心ないことを言って傷つけてしまったことへの悔恨、山のようにたまった仕事、あれこれの思いがいやおうなくめぐってくる夜です。本書は、そんな歩みのなかから私なりにつかんできた「教師論」です。
目次
第1話 不完全ということ
第2話 教師を成長させるもの
第3話 きびしさとは―その三つの条件
第4話 子どもを愛するということ
第5話 子どもをどう見るか
第6話 子どもの可能性をどうみるか
第7話 心にひびく指導・授業とは
第8話 教師の個性とは
第9話 父母とともに、地域のなかで
第10話 時代に生きる教師
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
るい
8
目の前の子どもに翻弄され、奔走し、子どもの憎たらしさや意地悪さで心がいっぱいになり、疲弊した毎日を送る。そんな時こそ、この本を読むと、忘れかけていた子どもの愛おしさを思い出すことができる。一人一人の子どもを慈しみ、教師としてまっすぐ歩んでいこうと思える。さあ、明日からもがんばろう。2015/07/21
るい
4
「教師には、眠れぬ夜があります。いらだち反抗し、心を開いてくれない子どものこと、心ないことを言って子どもを傷つけてしまったことへの悔恨、山のようにたまった仕事…」そんな幾度の眠れぬ夜をすごしながら三上さんがつかんだ「教師論」が語られている。すべてにおいて、「うんうん!そうそう!全く同じ気持ちになったなあ…。ああ、こうすればいいんだ。」と、うなずきまくって読みました。教師が抱える矛盾や不完全さとどう向き合えばいいのか。子どもをどうとらえ、どう接すればいいのか。悩みだらけの初任者を本当に励ましてくれる一冊!2012/10/04
ごん
0
古そうで全然古くない。 行き詰まってるらしい元同僚にプレゼントする前に再読。2019/09/06




