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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
10
第2巻で資本主義の維持拡大の鍵を再生産に見た著者は、第3巻前半で再生産から利潤を生もうとすると企業間競争が起こり、どの企業も利潤率が低下するとした。中盤にあたる本巻ではこの傾向への様々な対抗要因を利子に見て、産業資本と商業資本に加えて貸付資本を導入し、利潤率の低下に対抗すると捉える。利子率を鍵に検討する本巻では、未来を設定する利子の導入で資本主義がバーチャルな世界と「結合」する点に注目する。著者が「結合生産様式」と呼ぶこの世界では、労働者も「結合生産者」となり、信用を基盤とした金融資本主義が前景化する。2026/04/14
古川
2
正直、手形の割引やら手続きがどうこうのあたりは読み飛ばした。すべてが電子化されている時代にその辺にこだわってもあまり意味はなさそうだからだ。だがすべての資本は利子生み資本になるとか、すべての資本家は金融資本家になるとか、資本家は信用だけを対価に銀行から(株式発行等で)資金を調達するようになるとか、それはつまりまったく他人の金を運用して利益を上げているのであるとか、これら資本主義的生産様式に普遍的な要素は現代でも通用するし、通用する以上はこの本の価値もまた存在するのではないかと思う。2014/08/05




