内容説明
乱開発による環境破壊、加水問題、薬剤投入問題、偽装温泉の発覚など、深刻な「温泉問題」に危機感を持った著者が、消費者の視点からの温泉論を展開する。21世紀日本の温泉のあり方を探求する「温泉学会」創設者の記録。
目次
温泉大好き―温泉よもやま話(温泉天国、温泉大好き;大学村と温泉;温泉めぐり ほか)
温泉問題は消費者問題(温泉問題は消費者問題;日本温泉協会による「天然温泉表示制度(案)」および「天然温泉表示看板に関する表示のための審査基準(修正案)」についての私見
日本の温泉の問題状況と温泉学会の設立 ほか)
温泉学会と温泉問題(入浴する側からみた、温泉論;温泉学会設立総会・基調報告 いまなぜ温泉学会か;『温泉研究』創刊号刊行のことば ほか)
著者等紹介
保田芳昭[ヤスダヨシアキ]
1935年、三重県桑名市生まれ。2006年12月23日、死去(享年71歳)。元関西大学商学部教授、関西大学名誉教授、経営学博士。日本流通学会の創設(1987年)に参画(93~96年会長)。温泉学会の創設(2003年)に参画(初代会長)。国庫助成に関する全国私立大学教授会連合代表など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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