スターリンと原爆〈下〉

スターリンと原爆〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 p283/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272530298
  • NDC分類 559.7
  • Cコード C0022

内容説明

ソ連の原爆開発の裏にひめられた、人々と政治の息もつかせぬ物語。アメリカとの核軍拡競争、スターリンの外交政策、原爆開発におけるスパイの役割、有能な物理学者たちと政治指導者との関係などを、包括的な研究・当事者へのインタビュー・新たな資料の分析をふまえて、生き生きと描き出す。本書は、全米スラブ研究協会からスラブ研究の分野の最もすぐれた本に贈られるブチニッチ賞、同協会からソ連およびポストソ連の外交政策に関する最もすぐれた本に贈られるシュルマン賞を1995年に同時に受賞した。

目次

第10章 原子爆弾
第11章 戦争と原子爆弾
第12章 神経戦
第13章 危険な関係
第14章 水素爆弾
第15章 スターリン死後
第16章 原子と平和
結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スカイバニラ

5
1949年8月29日、カザフスタンの草原にてソ連初の原爆実験が行われました。本書ではこの実験直前までの過程や、ソ連の農業生物学に壊滅的打撃を与えたソ連科学界でのイデオロギー論争。原子爆弾完成後のスターリン外交に関する考察。原爆は米国のコピーでしたが水爆に関してはオリジナルの方法で開発したソ連の物理学者達について。スターリン死後、ソ連指導者となったフルシチョフ外交と核の関係ついて述べられています。97年発行。「原爆から水爆へ」という本もありますが、この手の本って少ないですね。中国の核開発の本も読みたい。2010/12/04

まるっちょ

2
イデオロギー、アノミー等の言葉が頻繁に出てくる。それほどロシア政権がかなり混乱していたのだろう。そんな時代に生み出されたのが「人類には早すぎた兵器」原爆だった。 原爆というと日本やアメリカを想像してしまうが、ロシアもアメリカに感化されて原爆を作ったこと、そしてそのために何人もの罪のない科学者や一般人が犠牲になってしまったことを知らなければならないと強く思った。2015/12/01

artillery203

0
ソ連の原爆史。特にスターリンを中心として。現代からしたら、原爆をいち早く開発したアメリカに対するソ連の切迫感、閉塞感はなんとなく理解できるかも。2014/05/27

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