子どもたちは泣いたか―ナチズムと医学

子どもたちは泣いたか―ナチズムと医学

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784272530250
  • NDC分類 946
  • Cコード C0022

内容説明

大戦終結直前にハンブルクの強制収容所から20人の子どもの姿が消えた。“ハイスマイヤーの子どもたち”と呼ばれていたこの子らはどこへ行ったのか。―ナチス親衛隊医師の生体実験に使われた子どもたちの運命を追う感動のルポルタージュ。アンネ・フランク賞受賞。

目次

第1章 生体実験を開始してもよい
第2章 子どもたちにとって死は日常的だった
第3章 ベルリンからの殺害命令
第4章 「子どもたちは泣いたか」
第5章 強制収容所を海へ
第6章 誰も殺害者ではない
第7章 ヨーロッパ中をめぐる血ぬられた足跡
第7章 人殺したちにとって最良の時代
第9章 アルノルト・シュトリッペル―ある名誉ある男の記録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

85
1944年11月にアウシュヴィッツ収容所から20名のユダヤ人の子どもたちがハンブルクにあるノイエンガンメ収容所に移送された。ナチス親衛隊の医師はここで子どもたちに結核菌を用いた「人体実験」を行い、敗戦の色が濃くなった翌年4月、その証拠を隠すためにブレンフーザー・ダムの学校の地下室で絞首刑にして殺害した。本書は、収容所に移送された幼い子どもたちが、家族のもとからどのように連れて来られたのか、そしてどのように過ごしていたのかを調査資料や裁判記録などから明らかにする。2022/04/16

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